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喫水はまだ甘くまだ浅くある

津崎のメモ帳です。絵ログ、お知らせ、日常など。

2023年9月20日 この範囲を時系列順で読む

オウム真理教に帰依した何人かの人々にインタビューしたとき、僕は彼ら全員にひとつ共通の質問をした。「あなたは思春期に小説を熱心に読みましたか?」。答えはだいたい決まっていた。ノーだ。

彼らは物語というものの成り立ち方を十分に理解していなかったかもしれない。ご存じのように、いくつもの異なった物語を経過してきた人間には、フィクションと実際の現実とのあいだに引かれている一線を、自然に見つけだすことができる。その上で「これは良い物語だ」「これはあまり良くない物語だ」と判断することができる。

/村上春樹「東京の地下のブラック・マジック」『村上春樹雑文集』

引用

村上春樹(ここではだいたい呼び捨て)といえば村上春樹アンチが有名

という印象しかない作家だったけど なぜか最近気になる エッセイや翻訳だけでなく彼自身の小説も読んでみよう 『ノルウェイの森』は読みました

絵を描きたくなる欲求は絵を見たときに生まれるのだな…と改めて気づいた

神保町ブックフェスティバルの日程が決まりましたね!わくわく

いいねありがとうございます~

2023年9月19日 この範囲を時系列順で読む

『大脱走 中』原稿がまあまあ進んだ やった~

サ終したらしんでしまうので広報として投稿しておきます

アドオンを入れれば右クリックだけで保存できるのも良いです

Eagle 買い切りで3~4000円です
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Eagleという台湾製のデータ整理のアプリケーションがとても便利で好きです

『中城ふみ子全歌集』の中でとりわけ印象的だった短歌の一つ「酔へばソフアに眠るてふ手紙に乱されつつをれば花曇りの夜となるらし」の「手紙」は中井英夫との往復書簡のことだったと知って興奮している
中城ふみ子の短歌、挫折した恋や「すでにもう無きもの」を詠ったものが多い気がしていて、そしてこの短歌はその両方ではないので 印象的なのだと思う

感想

2023年9月18日 この範囲を時系列順で読む

いしかわゆき『書く習慣』読んでいます。ありがちなHOW TO 本なのだけど、それな~と思う技法(「いつか書くは一生書かないので今書け」など)もあれば、なんとなく私が無意識でやっていたものを改めて文章にして提示していてこちらがドキッとしたりする技法(「アウトプットできない時はインプットが足りないのでは?」「『時間を作る』というのは無駄な時間を削ること」)もあり、読んでいてためになります。
あと読みやすくて良い。基礎編なHOW TO本なのもあるし、文章を書くことの本なのでその説明自体が分かりやすく書かれている。たまにはこの類の本も読んでいこうと思いました。

感想

2023年9月17日 この範囲を時系列順で読む

彩度は低め、明度は高め、コントラストは強め、褪せているがそれゆえの美しさ、美しくないことが美しい世界にしたい

修正後


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