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喫水はまだ甘くまだ浅くある

津崎のメモ帳です。絵ログ、お知らせ、日常など。

2025年2月3日 この範囲を時系列順で読む

例えば貨客船愛国丸を描くとして、愛国丸は商業航路に就いていないので船体に日の丸を描いていないはずだし、『商船が語る太平洋戦争』で公試運転時にはすでに船体は灰色だったとあるので、貨客船航路に居た報国丸を見ながらぼんやり模倣すると痛い目を見るのか…と船体に日の丸の愛国丸を描いて反省

日記、書いた当日に上げると追記分が掲載できないので、一日遅れにします(辞めるタイミングを掴めない……)。

2025年2月1日 この範囲を時系列順で読む

グリッサン『痕跡』読了した…というか読了ということにした(誰がいつこの本を読了できたというのか?)
数百年数世代に渡る差別や暴力や悲しみの歴史が負債となって末代を破滅させる、といえば森崎和江の弟を想ってしまう

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2025年1月31日 この範囲を時系列順で読む

中井英夫『黒衣の短歌史』 中井は本当に反省してはいるものの、自死の一ヶ月前に自分の全集を撫でまわしていた太宰治に「生きてる癖に全集を出して喜ぶ位の人だったのかな」と思わず癪に触って、「もう死ぬのかと思いましたよ」「こっちが太宰さんの言葉で苦しんでいる時にこうやって御本人が生きているのを見ると…」と言っちゃったらしくてもっとこう…手心というものを……

元気がない時には中井英夫『黒衣の短歌史』を読んで、そのハキハキ言葉遣いに元気をもらうようにしている

おふね:汎用性が高い言葉。その定義や使う文脈上、ゆるい時に(も)使う。
ふね:オーソドックス。艦も船も指す。
フネ:人間(にんげん)でいう「ヒト」に近い。でも「ひと」とは違う。
ふねぶね:「ひとびと」的文学表現。
船:基本not艦艇。時々「広義としての船」として艦も入れる。
艦:軍艦・艦艇など標準的な艦。
艦(ふね):「広義としての船」の別の形容。

個人的な利用はこんなかんじ。必ずしも正しいとは言えないかもしれないが…

『移民船から世界をみる』の「一九世紀末から二〇世紀前半の帝国主義華やかなりし頃、商船は国際輸送の花形であり、国力の象徴であった。戦時に軍艦が活躍することは言うまでもないが、平時の経済競争を担うのは、人やモノを運ぶ商船である」という一文、味が無くなるまで噛めるしこの味は無くならない

メモ:ゼーバルト『土星の環』に柴田元幸による解説「この世にとうとう慣れることができなかった人たちのための」が掲載されている

2025年1月30日 この範囲を時系列順で読む

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2025年1月29日 この範囲を時系列順で読む

絵本『ばいかる丸』はグレースケール、2色刷り、多色刷りの3パターンで印刷されていて使い分けられているけど、ばいかる丸華やかなりし時代は多色で刷られていて、戦争下はグレースケールで統一されている
上手く時代を描けているし、絵本のインク代削減になるし、よく考えられていると感心する

不調なのか、言わなくていいことも普通に投稿してしまいますね……。

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2025年1月28日 この範囲を時系列順で読む

『三菱重工業株式会社史写真集』いろんな艦船にページを割いているけど、だいたい1隻1枚なのに土佐の写真は3枚ほど掲載していて、悔恨のよう回顧のようなものを感じる
 まあ浅間丸も数枚あるけども……でも未成艦という「不名誉」にページを割くって、やはり愛情だよね。

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