カテゴリ「短歌」に属する投稿[1件]
2024年12月6日 この範囲を時系列順で読む
- 「大脱走」(企業擬人化)(20)
- 「渺渺録」(企業擬人化)(13)
- 「海にありて思うもの」(艦船擬人化)(13)
- 『マーダーボット・ダイアリー』(10)
- おふねニュース(8)
- 「蛇道の蛇」(一次創作)(8)
- 「空想傾星」(『マーダーボット・ダイアリー』)(6)
- 企業・組織(6)
- 実況:初読『天冥の標』(5)
- 「時代の横顔」(企業・組織擬人化)(5)
- 今読んでる(5)
- 感想『日本郵船戦時船史』(3)
- きになる(2)
- 『ムヒョとロージーの魔法律相談事務所』(2)
- 「『見果てぬ海 「越境」する船舶たちの文学』」(艦船擬人化)(2)
- 「人間たちのはなし」(艦船擬人化)(2)
- 『青春鉄道』(2)
- 読了(1)
- 「テクニカラー」/「白黒に濡れて」(艦船擬人化)(1)
- 「かれら深き波底より」(一次創作)(1)
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に応募していた作品を掲載します。メモしないと忘れるので……
一輪の花を野端に見つけゆく海でも同じ世は変わりなく
大空に贈られる富も贈られる死も指し示すサン=テグジュペリ
絢爛の南国感覚乱反射千紫万紅とはこのことよ
戦火にて失われたとの解説が博物館にある戦後である
美しいとも思えない思えない船は喫水深めて滲む
未完成船というかく甘美なる響きわたしは生きるのが好き
救われずまた救わずにオフィーリア 水は青いと誰が言ったの
人生は美しいから人真似が上手い我らの劇の緞帳
ジョセフィーヌ愛しさとは郷愁我らは一つの陸地だったね
砕氷艦 孤独に生きよ凍る地が解けることなど知らないままに
心中と呼べば甘き結末だ言えば陳腐になると黙して
撃鉄を起こすような憤怒/あとは撃てない虚勢だけの私が
世の中の全てを恨む時すらも静かな声で彼は語りき
船底の様に濁りし眼して麗しき船錆びる赤色
それぞれの地獄がありて我ら皆等しく逝けば狂風の中
思い出はうつくしくあれ愛情も侮蔑も何もそこにあるなら
轟沈す軍艦に寄すいけにえの如く乗員生存者なし
「過ぎた過去」「思い出」「亡き友」「裂かれた恋」人間を殺すは記憶の重み
互換性の高い人生 UNIQLOのサイズアシストに記憶さる我
一切の逡巡を捨てよ、首剪らる薔薇に鼓舞され我は項垂る