良い…と思ったらぜひ押してやってください(連打大歓迎)
2024年5月13日 この範囲を時系列順で読む
いいね&waveboxぱちぱちありがとうございます
2024年5月11日 この範囲を時系列順で読む
もしも戦争がなかったら、と、世界平和の理想を上澄みで語るときに思い浮かぶのが報国丸級貨客船のことです、時勢により伝統を無視し戴いた彼女たちの名前も、友好都市への親愛で書き換えられるのでしょうか
2024年5月10日 この範囲を時系列順で読む
waveboxぱちぱちありがとうございます。メッセージも返信いたしました。
この辺りもいつか書き留めておきたいです(思念を書くことを目的にしているわけではないけれど)
太平洋戦争の日本の立ち位置に肯定的な人間ではないため、必然と自省的な物語になってしまうのだけど、かといってこの物語の主題となる戦時下のふなのりの話にその「自省」を安易に転写させるべきなのか、それは正しいことなのか、正しいのか逡巡すること自体がほんとうは正しくないのか…という悩みを
→延々と持ち続けているし、私は関係者じゃないからなおさら「外部からの失礼な説教」みたいにならないようにしたいな~と思いつつ
→→とはいえ、擬人化が長い歴史を俯瞰していたら興味深いな、とは思っている それは一つの主題になっている
どこに「私は属している」という意識を置くか、は地味に悩ましい 関係者ではないというのなら、軍隊にいた先祖の話を聞いたことがない(聞いたことがない≠先祖に居ないではないのだが)
→祖父が軍人だったら戦争のはなしを当事者性を持って描く特権があるのか、日本人だから第二次大戦全般に当事者意識があって良いのか わからん
正直「大脱走」は一種の踏み込みと踏み越えを行っている気がしてならず、そのことに自己嫌悪を感じることもある
→けど『歴史の風景』に「歴史意識というものは過去から距離を置くことを要求すると同時に、謙遜と制覇の間を行ったり来たりできる能力を要求すること」ともあり…
#「大脱走」(企業擬人化)
→延々と持ち続けているし、私は関係者じゃないからなおさら「外部からの失礼な説教」みたいにならないようにしたいな~と思いつつ
→→とはいえ、擬人化が長い歴史を俯瞰していたら興味深いな、とは思っている それは一つの主題になっている
どこに「私は属している」という意識を置くか、は地味に悩ましい 関係者ではないというのなら、軍隊にいた先祖の話を聞いたことがない(聞いたことがない≠先祖に居ないではないのだが)
→祖父が軍人だったら戦争のはなしを当事者性を持って描く特権があるのか、日本人だから第二次大戦全般に当事者意識があって良いのか わからん
正直「大脱走」は一種の踏み込みと踏み越えを行っている気がしてならず、そのことに自己嫌悪を感じることもある
→けど『歴史の風景』に「歴史意識というものは過去から距離を置くことを要求すると同時に、謙遜と制覇の間を行ったり来たりできる能力を要求すること」ともあり…
#「大脱走」(企業擬人化)
私は日本人だけども、海運会社や海員戦没それ自体は当事者ではなく、しかし日本の戦争としてあの事象を扱い、擬人化がまごうことなく自省している話になり、それは無礼なんじゃないか、無理解を内包しながら無理のある論理で他人に自省を促してしまっているんじゃないか…みたいな逡巡があり、ほんとうに難しいよな…と感じる
罪の跳ねっかえりとしての戦没、という描き方であってはならないとは感じている
そう描くには私の定義する「罪」が観念的だし、ふわふわしているし、無知な部分も多いので
#「大脱走」(企業擬人化)
罪の跳ねっかえりとしての戦没、という描き方であってはならないとは感じている
そう描くには私の定義する「罪」が観念的だし、ふわふわしているし、無知な部分も多いので
#「大脱走」(企業擬人化)
「大脱走」番外編1話「ゲイシャ・ボーイ」今週末あたりに上げられるかも。頑張ります。

性愛の陥穽
アジア・太平洋戦争での船の大量喪失、という問題が語られる時によくよく厳しく問いただされるのは日本海軍の海上護衛思想の薄さや、その戦争の損失で鮮明に露呈した日本国家の計画性のなさです。あるいはあまたの華やかで剛健な大型船舶たちの沈没、あるいは軍人による船員の扱いの荒さは悲壮感を伴ってわたしたちの心を打ちます。戦場を主戦場としなかった人間たちの哀しい戦争の運命がそこにはある。多くの国籍の人々を貨客船に乗せた友情、見るも鮮やかなディナー、洗練された文化が一緒くたに灰色の塗装に化けること。絹ではなく軍需品を運ぶということ。殺意と機銃掃射。にんげんの深いかなしみとくるしみ。
けれど感情で見うしなってならないのは時代を俯瞰する冷静さなのかもしれません。戦後八十年からの、その俯瞰ができる立場を、擬人化という存在に投影して描いた物語が「大脱走」でした。
わたしがあの時代を俯瞰したときに捉えた感覚をよりいっそう複雑にしたのは、森崎和江が解題するような侵略、生活上の心情的な侵略行為という考えでした。彼女がからゆさきさんの主体性を語るときに言及するアジアの民衆との肌のあわせよう、アジアの民衆と彼女らで茶碗一杯の飯を奪い合うような関係。外国へ行き現地人を武器で殺し殺されることだけが戦争であり侵略ではない、という自責に駆られる森崎和江は植民地朝鮮生まれの女性でした。朝鮮の空は高くて美しい、空気が湿らず澄んでいると彼女が想うとき、背負ってくれたオモニの髪が唇についたことを思い出すときに、森崎和江はその愛情こそが他者を侵略していたという事実をひたと見つめます。戦時中に日本に帰ってきて、故郷であった朝鮮(植民地を故郷、と呼ぶこと自体が侵略的心情なのですが)に戦後帰れなくなった森崎和江は痛感します。その郷愁や愛そのものが罪だったということを。
森崎和江は関釜連絡船で日本へやってきたのでした。
**
のちのこと、老いたおキミがある日、渡り鳥の大群が飛来したのをみて、
「ああっ、この鳥!うちが朝鮮に売られていくとき、玄界灘で逢うたんよ。うちの肩にとまったんよ」と叫び、その夜眠らなかった。
(森崎和江『からゆきさん 異国に売られた少女たち』)
のちに娼婦の経験での心的外傷により精神病院で亡くなるおキミは、養女に出されからゆきとして大陸へと渡りました。神戸から貨物船に乗り、門司から玄界灘をとおり朝鮮へ。たくさんの連雀が九州へと渡っていくのが見えたらしい。鳥たちはおキミとは真逆の方向へ飛んだ。
からゆきたちと船とは切っても切れない縁です。航空機も鉄道も挟まる余地などない。二十世紀に海をわたるのですから。船に隠されて密航したからゆきたちは上手くいかなければ船底で、箱の中で、樽の中で、石炭庫内で死ぬことになります。上手くいっても海外で娼婦となるだけなのですが。日本船はおおかたは三十人ほどを乗せ、その利益は大きく、また密航の検査をするには石炭夫や火夫の気性は荒く、そうしてこれらの犯罪は報道されても止まらず、なによりも女たち自身が貧困からの脱出を夢見ていました。人買いから見せられた夢というものが真実だったかは別としてですが。それに誘拐によっても多くの少女たちがあつめられました。日本郵船の伏木丸では隠れた石炭庫に隣り合う火炉に燃やされて、多くの女たちが死んだらしい。からゆきになるまえに。この時、一八九〇年。
森崎和江が言うようなからゆきさんたちが行った心的侵略というものがあったとしたら、それらを運んだ船や船会社をどう捉えるべきだろう。彼――というものが擬人化創作では存在するのだけど――はその事象どう思っていたのでしょう。船によって運ばれたからゆきさんらはシンガポールに入港した大日本帝国海軍の艦艇に乗っていた軍人たちを好いひととして迎えていました。その威信は世界的なもので日本からとおい地にいるからゆきさんたちは誇らしく、また頼もしく思っていたことでしょう。この三者三様の関係をどう捉えたらいいのかと考えておりました。
#「大脱走」(企業擬人化)
「大脱走」は冊子にした時に解説ページを作ればいいか~と考えていたけど、やはり早めにサイトにも解説を書くか。
つい物語で伝えられなかった事柄や物語の余白を解説で補うことへの逡巡があったけど、そうも言ってられない。もともと「大脱走」はあえて不親切な面があったし……。
つい物語で伝えられなかった事柄や物語の余白を解説で補うことへの逡巡があったけど、そうも言ってられない。もともと「大脱走」はあえて不親切な面があったし……。
2024年5月9日 この範囲を時系列順で読む
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2024年5月7日 この範囲を時系列順で読む
そもそも私のtumblrは見づらくないか?と思ったのでテーマを変えました。
一番良いのは個人サイトで「リブログのないtumblr」のようなものを構築できることなんだけど……。探してみようかな。
一番良いのは個人サイトで「リブログのないtumblr」のようなものを構築できることなんだけど……。探してみようかな。
tumblrですが、記載してあるように一番更新頻度が高いです。
とはいえ皆さんに観て頂けているのかは謎……。
もう少し動線をよくするか、tumblrとは別にここにも絵を上げるかしたいです。
とはいえ皆さんに観て頂けているのかは謎……。
もう少し動線をよくするか、tumblrとは別にここにも絵を上げるかしたいです。
2024年5月6日 この範囲を時系列順で読む
『見る・知る・考える 明治日本の産業革命遺産: 日本と世界をつなぐ世界遺産』読了した
トピック「三菱と長崎の近現代史」が最高!!三菱と長崎の長い蜜月と共犯の関係ですね……!!
トピック「三菱と長崎の近現代史」が最高!!三菱と長崎の長い蜜月と共犯の関係ですね……!!
2024年5月5日 この範囲を時系列順で読む
いや、忘れているだけでこの情報は大昔に接したし、話題にもしたことがあるな…
カレン・テイ・ヤマシタ「ぶらじる丸(抄)」が「すばる」2008年7月号に掲載されているって本当……?気になる
『現代詩手帖 2019年8月号』h ttp://www.shichosha.co.jp/gendaishitecho/item_2384.html
「『現代詩手帖 2019年8月号』がめっぽう面白い」という話をSNSでしようと思ったけれど、もうどのSNSですればいいのかわからない 苦しい Twitterを返せ
『明治日本の産業革命遺産』読んでいます。
鉄、船、運ぶこと、石炭、炭鉱、働く人、行く人、来る人、その生業で世界が回っているということ……。みたいなものを企業擬人化で描けたら良いなとは……。
『阿姑とからゆきさん』もそろそろ読了しそうだ。読了したい。
鉄、船、運ぶこと、石炭、炭鉱、働く人、行く人、来る人、その生業で世界が回っているということ……。みたいなものを企業擬人化で描けたら良いなとは……。
『阿姑とからゆきさん』もそろそろ読了しそうだ。読了したい。
2024年5月4日 この範囲を時系列順で読む
おや、今日(5/4)にwaveboxをぱちぱちしてくださった方がいらっしゃる ありがとうございます がんばりました
御社が、僚船が、人間が、そして筆者の私が浅間まるに感情を拗らせている漫画「大脱走」
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- 「渺渺録」(企業擬人化)(55)
- 『マーダーボット・ダイアリー』(22)
- 「大脱走」(企業擬人化)(20)
- 実況:初読『天冥の標』(16)
- 「海にありて思うもの」(艦船擬人化)(13)
- おふねニュース(10)
- 読んでる(8)
- 「蛇道の蛇」(一次創作)(8)
- 「時代の横顔」(企業・組織擬人化)(6)
- 「空想傾星」(『マーダーボット・ダイアリー』)(6)
- 企業・組織(6)
- きになる(3)
- 感想『日本郵船戦時船史』(3)
- 読了(2)
- 『ムヒョとロージーの魔法律相談事務所』(2)
- 「『見果てぬ海 「越境」する船舶たちの文学』」(艦船擬人化)(2)
- 「人間たちのはなし」(艦船擬人化)(2)
- 『青春鉄道』(2)
- 御注文(1)
- 入手(1)
- 「テクニカラー」/「白黒に濡れて」(艦船擬人化)(1)
- 「かれら深き波底より」(一次創作)(1)