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喫水はまだ甘くまだ浅くある

津崎のメモ帳です。絵ログ、お知らせ、日常など。最下部にカテゴリー・タグ一覧あり。

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#感想 #書いた小説・文章
#船擬 ##マダボ ##渺

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カテゴリ「感想」に属する投稿135件]

2025年8月2日 この範囲を時系列順で読む

きみは茶色の袋を開けて、従兄がゲームと一緒にこっそり忍ばせてあった大麻を投げ捨てるわけだけど、従兄は新しいハッパ友達が欲しいらしく、まっ先にきみに目をつけていて、どうせきみは他にやることもないだろうし、他の兄弟ほど信心深くもないんだから、きっと肉体の呪縛から解き放たれたくてウズウズしているはずだ、と彼は勝手に思っているのであって、それに……ってちょっと待てよ、ゲームのアフガニスタンのマップが、バカみたいにきれいじゃないか。

/『きみはメタルギアソリッドV:ファントムペインをプレイする』

感想引用

「アメリカのナードの人らが『マジで日本のアニメやゲームが無かったら俺ら最終的にヤク中になって人生終わってたよ』って前から言ってる」という投稿、みたいなもの、私はあまり全同意するものでもないんだけども(どうだかそもそも知らないし少々主語が大きい気もするので)
 ジャミル・ジャン・コチャイ『きみはメタルギアソリッドV:ファントムペインをプレイする』に「従兄弟経由で入手した『メタルギアソリッドⅤ』に、ヤク友が欲しい従兄弟がヤクを同封していて、それをブン投げて無視して急いでゲームをプレイする主人公」が出てくるのでまあ…という

感想

2025年8月1日 この範囲を時系列順で読む

『影の獄にて』では(とりわけ第一部「影さす牢格子」では)大日本帝国は太陽ではなくむしろ月を一つの表象とされている感が強くある、ここで私は奇形であるがゆえに群れから迫害されている鹿のストンピーを想起する。「ストンピーは、自らを排除した天体の周囲をとこしえに回り続ける宿命の衛星として、月を思わせる境涯に甘んずることになった」。あるいは「群れはストンピーを仲間外れにしているけれど、だからかえって他のやつよりも余計に群れとつながっているんだね」。ここに欧米列強から外された日本をさらに想起する、そして著者のポストは(そこに揶揄や侮辱を込めずにむしろ複雑な気持ちを込めて)緩やかにそれを物語で隠喩している、ストンピーを射殺したジャック・セリエは日本軍によって殺される… ということを考えており、この考えをどう思うか皆に聞いて回りたいんだけど、まず『影の獄にて』を読んだ人が多くない どうすればいいんだ

感想

2025年7月30日 この範囲を時系列順で読む

『創業百年の長崎造船所』造船の人間たちの情念と熱狂が伝わってきてそれに当てられてクラクラする
#「渺渺録」(企業擬人化)

感想

2025年7月29日 この範囲を時系列順で読む

一応 #読了 という体裁 『ディクテ 韓国系アメリカ人女性アーティストによる自伝的エクリチュール』

感想

2025年7月25日 この範囲を時系列順で読む

第二に、功罪半ばする近代化の”罪”の部分に光を当てたいと思う。本書の場合、それは繁栄の陰に潜む無数の悲惨な死者と遺族の悲嘆という現実を投射することである。つまり大量生産・大量消費といった時代動向に即応した大規模な機械化が招く多数の労働災害(ことに”挟まれ”、”巻き込まれ”による大量異常死の出現)という悲劇がどのように受け止められていったかを、個々の当事者の立場から問い直すことであり、そこに伝統的な思考がいかに連動していったかを分析の軸とする作業である。これは換言すれば、労働災害の発生が解釈されていく際のメカニズムを、いわば「グラウンド・ゼロ」の地平から検証することである。

/『八幡製鉄所・職工たちの社会誌』
#「渺渺録」(企業擬人化)

感想引用企業・組織/〃擬人化

2025年7月24日 この範囲を時系列順で読む

#読了 『「沖縄」に生きる思想 岡本恵徳批評集』

感想

2025年7月23日 この範囲を時系列順で読む

『古美術を科学する テクノロジーによる新発見』
『よいこの文化大革命 紅小兵の世界』
『精神の病いと音楽 スキゾフレニア・生命・自然』
『腕時計の誕生 女と戦士たちのサイボーグ・ファッション史』
『ラブホテルの力 現代日本のセクシュアリティ』
『近代の神々と建築 靖国神社からソルトレイク・シティまで』
『魔法のほうき ファンタジーの癒し』
など(「廣済堂ライブラリー」シリーズ)

#きになる

感想

「広済堂ライブラリー」シリーズ、何者?

感想

2025年7月22日 この範囲を時系列順で読む

『マーダーボット・ダイアリー』はダイアリーなのでnot人間の一人称のボヤきであり…人間で政治主導者の視点から三人称で記述され、その世界の政治や常識などの実在性が圧倒的に迫ってくるのが「ホーム――それは居住施設、有効範囲、生態的地位、あるいは陣地」です

#『マーダーボット・ダイアリー』

感想

旧版『夜と霧』の冒頭に長々とナチスの行った犯罪行為の説明が収録されているのは、じつは日本は『夜と霧』の翻訳を行った最も早い国の一つであり(1956年刊行)、当時の日本ではナチス=強制収容所みたいな常識がまだあまりなかったから、と読んだ記憶がある

感想

2025年7月21日 この範囲を時系列順で読む

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感想引用

2025年7月19日 この範囲を時系列順で読む

映画「アンダーグラウンド 完全版」ドイツ軍将校のフランツにナタリアが何かとすり寄っていて、あくまで二人はなかなか仲が良かったのに、マルコがそれを形容して「君は犯され拷問された フランツに電流を流され拷問されたんだ」なんですよね…

占領者のドイツ軍の将校が現地人の女性と「仲良く」する時、それは「君は犯され拷問された フランツに電流を流され拷問されたんだ」と(現地人の男性に)形容されるのかな~と…

感想

2025年7月16日 この範囲を時系列順で読む

『小説の誕生』を読んでいる。著者が猫を例に挙げる時に「「また猫かよ」と言われても何度でも猫なのだが」と綴っていて、良い。また猫である

感想

2025年7月15日 この範囲を時系列順で読む

読書は定期的にしないと「忘れる」な 感覚とか…

感想

#読んでる 『「沖縄」に生きる思想』

感想

ところで、最近、二、三体験したことだが、これらの論者が想定したであろう人たち、厳密に追及していけばその対象に含まれるだろうと思われる人たちが、これらの論文にふれていながら、自分も追及の対象とは感じていない。あるいは自分は免罪されていると信じている、そういう事実のあることがわかった。それは、まさに一種の鈍感さとでも言うべきものであろうが、そのことは逆に、多くの論が、責任追及の掛け声だけに終わり、なんらの具体的な見通しを持たないことにも、原因があるかも知れない、と思ったことである。

/「「戦争責任の追及」ということ」『「沖縄」に生きる思想』

感想引用

2025年7月14日 この範囲を時系列順で読む

#読んでる 『小説の誕生』

感想



シーズン1終わったらしいが、私はエピソード1までしか観れていない。苦しいぜ

#『マーダーボット・ダイアリー』

感想

2025年7月13日 この範囲を時系列順で読む

『沖縄・問いを立てる 3 攪乱する島』また読むか…

感想

2000円で入手できた『ディクテ』、未だにパチもんじゃないのかと疑っている……

感想

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わーい

感想

 この人の感情を害することなしに、わたしの知っているわずかなフランス語の単語でもって、あなたの美しいお国はわたしたち亡命者にとっては砂漠でしかないのだと、いったいどうすれば説明できるのか。この砂漠を歩き切って、わたしたちは「統合」とか「同化」とか呼ばれるところまで到達しなければならないのだ。当時、わたしはまだ、幾人もの仲間が永久にそこまで到達できぬことになろうとは知らなかった。
 仲間のうちの二人が、禁固刑が待っているというのに、ハンガリーへ戻っていった。別の二人は、これは若い男で独身だったが、もっと遠くへ、米国へ、カナダへ行ってしまった。また別の四人は、それよりもさらに遠くへ、人が行けるかぎりの遠い場所へ、大いなる境界線の向こう側へ行ってしまった。わたしの知り合いだったその四人は、亡命生活の最初の二年のうちに、みずから死を選んだのだ。一人はバルビツール酸系の睡眠薬で、一人はガスで、他の二人はロープで首を吊って死んだ。最年少の女性は十八歳だった。彼女の名前はジゼルだった。

/アゴタ・クリストフ『文盲』

#「ノスタルジア 標準語批判序説」(二次創作)

感想引用

2025年7月11日 この範囲を時系列順で読む

#読了 『情念の力学 沖縄の詩 状況/絵画』

感想

沖縄で詩を書くとはどういうことか?それはことばが〈近代〉として充分に体験されていないところで、しかも物質としての〈近代〉がはげしい速度で都市を変客させ、村の〈共同体〉を破壊していく情況に挾撃されつつ自らのアドレッセンスを追訊する魂の行為となる以外にないだろう。地方に在りながら地方を対象化するということは、単なる土着への依拠によっては果されないし、また土着からの離反として言葉を円環化するところにもあり得ない。土から身を離する論理を縦深化すると共に、その論理化の過程で風土の肉感を体現すること――これ以外に地方に在って詩を書く方法はないのではなかろうか。それを前提にする限り、どんな言葉の実験も可能だし、どんな思想を方法化するのも可能だといえよう。

/「感受性の変容」『情念の力学』

感想引用

2025年7月8日 この範囲を時系列順で読む

ひとつ下にある下部船倉に海水が奔流して来た。そこにいた多数の兵が絶叫をあげながら、水に飲まれていく。 「それは、声というより、まるでブタが絞め殺される時のような悲鳴でした。それが、何度も、何回も続いたんです」「あの精強をうたわれた将兵が、そんなふうに命を奪われていく。たまりませんでした」

/『撃沈された船員たちの記録』
#「渺渺録」(企業擬人化)

感想引用艦船/〃擬人化

建築家の一つの舞台である「艤装」という分野は、既に大型船舶建造の時代が過去のものになっていたので、その方面の仕事もなかったのであろう。固よりそういったワシントン軍縮条約規定に抵触しないという条件での外国航路用大型船舶は軍服に着換えさせることを前提としていたからである。建築家に揮わせた艤装の芸術は軍縮を睨んだ上での、あくまでも貨客船であることを強調する為の擬態であったと考えられるが、艤装を担当する者は、そのような擬態をものともせずに大いに腕を揮ったのであろう。この事は軍服に着換えさせられる以前の、我々が目にする関係図面やカラースキーム類から自ずと判る。

/『村野藤吾建築設計図展カタログ6』

#「渺渺録」(企業擬人化)

感想引用

2025年7月7日 この範囲を時系列順で読む

三輪まこと先生の『みどろ』戦前の娼婦たちの話で、絵が可愛いんだけどただたんに「エモい風味の娼婦もの」とかではなく、当時の風俗も自然に描きつつ、時代のにおいを漂わせつつ、ところどころ時代や制度のバックグラウンドを感じ…なきわめて堅実な時代ものになっている よい

ヒロインを「財閥の家系」のお坊ちゃんが見受けに来て、それがひとり独善的で、最終的にフラれてただの当て馬になっているのが良い

あと別のヒロインが、他の娼婦たちが働いているのに私は最近働いていない彼女らも辛いだろうに、とぼやいている背景絵に、東郷元帥逝去・国葬ニュースの乗った新聞が描かれており、わかっている……労働と貴賤と男女だ、これが時代というものか

娘を売った両親が罪悪感で鬱状態になっており、兄貴が「もう家に手紙を送ってこないでほしい」とか手紙に書いてくる話もあり、家父長制もあり、シスターフッドじみたものもあり…

「渺渺録」を描く時に参考にしたい漫画 #「渺渺録」(企業擬人化)

感想

2025年7月6日 この範囲を時系列順で読む

#読了 『三菱財閥史 明治編』

#「渺渺録」(企業擬人化)

感想

2025年7月5日 この範囲を時系列順で読む

メモ

◎村野藤吾建築設計図展カタログ 4
 ・村野藤吾の初期作品と船の内装設計-山田雄祐
◎村野藤吾建築設計図展カタログ 6「村野藤吾と1940年代」
・村野藤吾と1940年代-序にかえて 竹内次男
・1 艤装をめぐって
建築家・村野藤吾が関わった客船の室内装飾 山田雄祐/「あるぜんちな丸」と「ぶらじる丸」の図面を通して 神戸嘉也/村野の建築作品の中に見る船の姿と形
・2 戦前のホテル建築
村野藤吾と叡山ホテル 奥藤圭造・大平滋彦
・3 軍事施設・工場群
軍事施設ならびに宇部その他国策工場 福原和則
・4 大陸進出と百貨店
村野藤吾の百貨店建築と大丸天津店
・5 初期の住宅作品
夢の脈略-初期住宅の平面をたどる 石田潤一郎
・6 経済と商業施設
社会の富としての「都市建築」 安達英俊
・7 国家と建築
建国2600年記念事業・橿原神宮駅 川畑博美
・8 敗戦後の仕事
苦悩の時代・敗戦直後の村野藤吾 西島業士
・作品関連年表
・インタビュー 村野漾氏に聞く 聞き手 竹内次男・松隈洋
・図面リスト
・謝辞
◎村野藤吾建築設計図展カタログ 10
・9 橿原丸(1940年)
幻に終わった大型客船・橿原丸の建造計画 村野が残したそのための内装設計図 山田雄祐
◎村野藤吾建築設計図展カタログ 11
・8 客船家具(1937-42年)
 建築家・村野藤吾が関わった客船の内装設計 新たに見いだされた船内家具の設計図

#おふね

感想

2025年7月3日 この範囲を時系列順で読む

#御注文 『女工哀史』

感想

#入手 『いわゆる財閥考』

感想

#読んでる 『三菱財閥史 明治編』引き続き

感想

2025年7月1日 この範囲を時系列順で読む

ある人たちは年齢を重ねることを知らない。ある者は歳をとらない。時が止まるのだ。時はある者たちのために止まるだろう。とりわけ彼らにとっては。永遠の時。全く歳をとらない。時はある者たちにとっては凝固する。自らを再生産し、増殖することによって魂から分離された囚われの像とは違って、彼らの像、彼らの記憶は腐食しない。彼らの相貌が喚起するのは、後光を帯びた美しさでも四季折々の自然の盛衰の美しさでもない。喚起するのは不可避的なものではなく、死ではなく、死に-つつあるということ、なのだ。

[…]

記憶がすべて。失われたものに直面してわきおこる切望。その欠落を維持する。直線的な進歩の記号としてではなく、月の満ち欠けのようにくり返し盛衰する不確定なものの間に固定されて。それ以外はすべて歳を取る、時のなかで。ただし。ある者たちは時の外部に。

/「クリオ 歴史」『ディクテ 韓国系アメリカ人女性アーティストによる自伝的エクリチュール』

感想引用

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来ちゃった…

感想

2025年6月30日 この範囲を時系列順で読む

#読んでる 『三菱財閥史 明治編』

感想

2025年6月29日 この範囲を時系列順で読む

『ディクテ』と題された多言語テクストは、人間の身体から発せられた言葉を忠実に書きとるというより、言葉が人間の咽候、その口元からこぼれでる瞬間を現在形で再現する多面的な言語実験からなっている。そこでは教室や教会で同語反復や追唱を命じる教師や司祭の声が遠くで鳴り響いているし、言葉を国民に授け、植えつけ、結果的にその言葉を国民の総意にまで増幅させてみせる植民地官僚や独裁者(dictator)の声もまた「あてこする」かのように匂わされている。植民地統治下であろうが亡命・移住地でマイノリティ身分にあろうが、人は判じ物の言語をしか行使できず、話すべき言葉はなかなか咽喉から外へは吐き出されていかない。ほとんど発話以前のノイズとしてしか了解されない気怯れ。『ディクテ』が密着を試みているのは、このような「へどもど」する女たちの身体性にほかならない。

/『外地巡礼』

感想引用

2025年6月28日 この範囲を時系列順で読む

そういえば、『扇島歳時記』には①「病気になったので親に再び引き取られていく遊女見習い」=完全に親と縁が切れていない遊女②日本の遊郭に遊びに来る清国人、が出てきますが、同時期に高浜寛先生が『長崎丸山遊廓』(①②の事象への言及がある)を読んでいると投稿していらっしゃった記憶があるので、この著作を参考にしているのかな…と思った記憶があります なんとなく思い出したので記載します…

感想

2025年6月27日 この範囲を時系列順で読む

陸上自衛隊幹部学校戦史教官室長の白石博司は、すでに一〇年以上も前に、次のように書いていた(白石博司「戦史雑感(その1)」『陸戦研究」一九九五年一二月号)。

 近年、旧軍関係者が自衛隊の現職を去り、また実戦を体験してきた人も老齢には勝てず、いよいよ自衛隊も全く未体験の軍事集団になってしまった。体験・実験の難しい軍事を専門にする我々幹部自衛官にとって、実戦を学ぶ教材として残されたのは戦史以外にないといっても過言ではない。いよいよ腰を据えて戦史を勉強する時が来たと思う。

 まったく違った理由からではあるが、私も白石と危機感の一部を共有する。戦争体験世代が減少するなかで、現在の日本社会では、戦争の現実、戦場の現実に対するリアルな想像力が急速に衰弱しているように感じられるからである。

/吉田裕『アジア・太平洋戦争 シリーズ日本近現代史6』

#「渺渺録」(企業擬人化)

感想引用

#読んでる 『谷川俊太郎詩選集 4』

感想

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