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喫水はまだ甘くまだ浅くある

津崎のメモ帳です。絵ログ、お知らせ、日常など。最下部にカテゴリー・タグ一覧あり。

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カテゴリ「感想」に属する投稿73件]

2025年6月13日 この範囲を時系列順で読む

伝えないことが愛情、だったのかもしれない。多くのものを遮断してきたように
#実況:初読『天冥の標』

感想

『天冥の標Ⅶ 新世界ハーブC』の結末、あまりに美しい 最後に示された「私たちの物語」は、今現実で言うのなら歴史修正と言ってもいいだろうし、私が普段読んだり扱ったりしているジャンル=歴史はその行為への抗いと、いかに継承していくかの問いで実践されているものなのに、彼らが過去を婉曲どころか完全捏造していることに深い共感を感じた 共感したことに驚いた

だって、全ての災厄の病を、生きた子どもごと遮断し閉鎖した二区・六~九区を、たかる悪臭とハエと蛾を、子どもが子どもを支配する専制政治を、特配のクーポンで身を売ったことを、糞尿をリサイクルして食べていたことを、かつて人間には投影ではない本当の青空があったことを、大きな宇宙を、そこにあった地球人類文明を、災厄で亡くなった父と母たちを思い出して、伝えて、継承して、何になるのか?という話なんですよ。断絶させるしかないじゃないですか……ああ、そうだね……これが……

#実況:初読『天冥の標』

感想

『八幡製鉄所』(教育社歴史新書)は八幡製鉄所の話だけではなく、例えば冒頭には長々と日本の造船(の始めの)事情が書かれており有難い
本来は採鉱→製鉄→造船の順となるべき産業技術の導入経路が、黒船以来の日本では造船→製鉄→採鉱となった、というのは考えたことがなかったな
#「渺渺録」(企業擬人化)

感想

2025年6月12日 この範囲を時系列順で読む

#実況:初読『天冥の標』 『新世界ハーブC』読了

メニー・メニー・シープ……

感想

2025年6月11日 この範囲を時系列順で読む

#実況:初読『天冥の標』 『新世界ハーブC』

怖いよう…閉鎖空間、嫌すぎる SFに何言ってんのという感じだが…

感想

#実況:初読『天冥の標』 『新世界ハーブC』

サジェストに「アニメ化」と出る「天冥の標」シリーズ、『機械仕掛けの子息たち』でまず無理だろと思ったけど、『新世界ハーブC』でも無理

感想

2025年6月9日 この範囲を時系列順で読む

#実況:初読『天冥の標』

いや 『新世界ハーブC』アフターじゃなくて現在進行形の地獄だった

感想

『天冥の標Ⅶ 新世界ハーブC』読んでる #実況:初読『天冥の標』

冒頭から地獄のアフターで…これが新世界なんですね

感想

たとえば、愛しあうが故に殺し殺されていった人々に、皇民化そして軍国主義的イデオロギーの強制的帰結として、性=生の「収奪」というジェンダー暴力を発動させてしまったのが、ほかならぬ「集団自決」であったとは考えられないだろうか。「米軍に捕らえられ陵辱されるくらいなら親しい者に殺されたほうが良い」という強迫が皇民化と日本軍強制という文脈のなかで島の人々のなかに内面化され「集団自決」が引き起こされていくとき、そこに、ジェンダー的強迫観念が作用していたことは確かなように思われる。

/『沖縄・問いを立てる3 攪乱する島 ジェンダー的視点』「攪乱する島」

感想,引用

『第三十二軍司令部日々命令綴』所収の「球軍会報」一九四五年四月九日付(防衛省防衛研究所所蔵)には、「爾今軍人軍属ヲ問ハズ標準語以外ノ使用ヲ禁ズ。沖縄語ヲ以テ談話シアル者ハ間諜トミナシ処分ス」とある。

/『沖縄・問いを立てる1』「座談会 沖縄の現実と沖縄研究の現在をめぐって」注釈

感想,引用

2025年6月8日 この範囲を時系列順で読む

『沖縄・問いを立てる3 攪乱する島』めちゃ面白かった

感想

2025年6月7日 この範囲を時系列順で読む

#読んでる 『沖縄・問いを立てる3 攪乱する島』

感想

2025年5月23日 この範囲を時系列順で読む

「アリーテ姫」の冒頭モノローグ、まるで物語の最後に添えるような内容だったので、初見冒頭にして三回ほど再度再生してしまったことを告白する

冒頭モノローグは「その城の姫君は高い塔にひとり籠り、いつか訪れる花婿にふさわしい人のため、世の中の穢れのすべてから遠ざかり、清く、気高いその身を守って、今日も待ちつづけているのだと、人びとの口は、そう言うのでした」なんだけど、もの悲しい音楽も相まってオープニングというよりエンディング感すらある

感想

『千々にくだけて』面白いけど、やはりエッセイ然としているのが完全には抜けていない感じもある 淡々さ。

感想

2025年3月26日 この範囲を時系列順で読む

#実況:初読『天冥の標』
『天冥の標Ⅵ 宿怨 PART2』宇宙に進出している人類のさまざまな連合や組織で集まった宇宙大会議(?)に呼ばれていないのに勝手にやって来て、文句をつけた挙句に反対票を投じる地球の国連大使、とてもよい

感想

#実況:初読『天冥の標』

「宿怨 PART2」の35%めあたりだけど(初読失礼~)、これミヒルはハチャメチャなことをして破滅を呼んだ挙句に、正しい死に所を与えられていっそう「美しく」鮮やかに死ぬタイプだけど、イサリは「無様に」死に損なって生き残るやつでは…

感想

#実況:初読『天冥の標』
新鮮な悲鳴、上げていくか





















感想

2025年3月24日 この範囲を時系列順で読む

映画「アリーテ姫」を観ていたんだけど、冒頭のモノローグが"内に籠っている"というか自閉しているというか…で、思わず「えっ?ここで始まってここで終わってるの?」と、ちゃんと初めから再生できているかどうか三回も再生し直して確認してしまった

あれは出来の良し悪しの問題ではない気がする。籠っているというか、突き放されているというか。あれが姫を語る語り口なんだろうか

まだ観終えていないので引き続き観る

感想

2025年3月1日 この範囲を時系列順で読む

『呪われたナターシャ 現代ロシアにおける呪術の民族誌』読了。

ロシアで著者と共同で調査者をしてくれたイリイチの体験談が面白かった。
ある村に行って「悪魔とはどういうものか?」と尋ねると詳細を語ってくれたがどこかで聞いたことがある話だった、だから「どこで知ったのか」と聞いたら「ラジオで偉い先生が言っていた」と言われた、その「先生」とやらは自分であり、なんと自分で自分の話を採集していたのだ。
また"外国人の私が調査をすること自体が呪術に「リアリティ」を与え、呪術を増大させている、私自身が社会的プロセスの一部になる、日本語こそは読めないが『呪われたナターシャ』を手に持ち呪術師たちは「日本の研究書に写真入りで紹介された呪術師」を名乗るだろう"とのこと。

感想

2025年1月31日 この範囲を時系列順で読む

中井英夫『黒衣の短歌史』 中井は本当に反省してはいるものの、自死の一ヶ月前に自分の全集を撫でまわしていた太宰治に「生きてる癖に全集を出して喜ぶ位の人だったのかな」と思わず癪に触って、「もう死ぬのかと思いましたよ」「こっちが太宰さんの言葉で苦しんでいる時にこうやって御本人が生きているのを見ると…」と言っちゃったらしくてもっとこう…手心というものを……

感想

元気がない時には中井英夫『黒衣の短歌史』を読んで、そのハキハキ言葉遣いに元気をもらうようにしている

感想

『移民船から世界をみる』の「一九世紀末から二〇世紀前半の帝国主義華やかなりし頃、商船は国際輸送の花形であり、国力の象徴であった。戦時に軍艦が活躍することは言うまでもないが、平時の経済競争を担うのは、人やモノを運ぶ商船である」という一文、味が無くなるまで噛めるしこの味は無くならない

感想

2025年1月15日 この範囲を時系列順で読む

津島佑子『あまりに野蛮な』
 日本、植民地台湾、大型客船、産児制限、喪った子どもを忘れられない母親と面倒なので忘れたい父親、絶対に避妊したい妻と嫌いなコンドームをつけたくない夫、もう絶対に失いたくない女、良妻賢母、植民地の日本人町、原住民の首狩り、台湾人と共振する美世、自身をミーチャと呼び、ミーチャの姪はリーリーと称して伯母と共振しようとし、子どもを失ったことの理由を探る…これが植民地主義の闇鍋ですか
 →『あまりに野蛮な』美世ことミーチャ、おそらく現在に生まれてある程度の学と箔をつけさせてもらえれば、一人で自活できたであろうたくましい、おおらかな女性だったんだろうな~という点がつらい
 →どうにかあの時代の「成功」である結婚にこぎつけたのに、外地の台湾の日本人街では精神的にも経済的にも夫にすがるしか無く、子どもを失ったことで精神的均衡をも失い、場所の精神の逃げ場所もなく、万引きという行為で精神的打開を求めて全てにおいて破滅する女性……
 →美世、ミーチャ、もしかして現代ならどこかの大学でも出て、身分的な箔をつけて、夫にではなく働いている会社に金を貰って、自活して、趣味を嗜んで、結婚するか結婚しなくても一人で生きていけるたくましい女性だった、密かに人びとと連帯と抵抗の思想を共有していたかもしれなかった、それなのに……。

感想

2024年12月16日 この範囲を時系列順で読む

漫画『同志少女よ、敵を撃て1』読了。鎌谷先生は相変わらず絵が上手い。

感想

2024年12月9日 この範囲を時系列順で読む

八幡製鉄所の本を捲っていたら、「××の神様」と呼ばれる人がよくいた、という記述があった記憶がある あの時代、身の危険がある労働者って神様とか地獄とか常々言ってたんだろうな~と

感想

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