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喫水はまだ甘くまだ浅くある

津崎のメモ帳です。絵ログ、お知らせ、日常など。最下部にカテゴリー・タグ一覧あり。

👏 #感想 #小説など
#船擬 ##マダボ ##渺

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2025年6月14日 この範囲を時系列順で読む

たしかに占領軍の海運政策は苛酷であった。日本海運を根絶やしにする意図かと思えた。日本の商船隊は財閥と結びついて世界に跳りょうし、その軍事力増強に大きな役割を果たしたというのが、米英など連合国の認識であった。

/『二引の旗のもとに』
#「渺渺録」(企業擬人化)

引用

今まで読んだ「渺渺録」に使える本、「もう読んだ」とするのではなく、もう一回読むか

図、とか描くか…「長船」と「三菱重工」をごっちゃに記述してても通じない方が多い…
#「渺渺録」(企業擬人化)

このような状況下、1896(明治29)年に日本郵船はシアトルを発着点としてニューヨーク方面への鉄道ルートを持つグレート・ノーザン鉄道からの提案を受けて、同社との提携を決め、米国西海岸の寄港地をシアトルとしました。これにより、既得の船社に十分対抗できるものとして、シアトル定期航路が開かれました。
 その主たる理由としては、シアトル経由の同鉄道利用は、米国東部の中心地、とりわけニューヨークなどへ貨物、特にわが国の特産品である生糸を運ぶには米国西海岸経由ルートでは一番早かったためです。この航路開設が当時小さな港町であったシアトルを発展させる基礎となったとしてシアトル市民はグレート・ノーザン鉄道をシアトル発展の父、日本郵船を母と呼んでその功績をたたえました。

/『氷川丸ガイドブック』
#「渺渺録」(企業擬人化)

 原合名会社が富岡を経営していた明治後期から昭和のごく初期にかけては、日本の生糸輸出の絶頂期ともいえ、大正時代には世界の生産高の6割を占めるほどになりました。
 日本にとっては、生糸輸出で獲得した外貨によって軍需品や重工業製品を輸入するというパターンができ、「生糸が軍艦をつくる」とまでいわれるほどでした。製糸業が富国強兵に大きく貢献したことは間違いありません。

/『富岡製糸場と絹産業遺産群』
#「渺渺録」(企業擬人化)

引用

2025年6月13日 この範囲を時系列順で読む

「八幡製鉄所の光が美しいものにしか見えなくなる。空襲の炎の熱さを忘れ始めている。炭鉱の掟がただの迷信にしか思えない。………坑夫たちは、どこからやって来たんだっけなぁ………」
#「渺渺録」(企業擬人化)



ふね・とち・れきし
#「渺渺録」(企業擬人化)

Xでのスペース

教育社歴史新書すごいな デジコレ個人送信限定分だけでもすごい

伝えないことが愛情、だったのかもしれない。多くのものを遮断してきたように
#実況:初読『天冥の標』

感想

『情念の力学』に沖縄の話で、「昭和の十年代、素封家に育った女が、その夫は都市に就職したけれども、女が海を渡るのは当時村では禁忌だった。年月が立つうちに、ついに思いあまって磯の波打際にひざまづいている女の姿が村の誰れそれの眼にも頻繁にみえるようになった」とある

『天冥の標Ⅶ 新世界ハーブC』の結末、あまりに美しい 最後に示された「私たちの物語」は、今現実で言うのなら歴史修正と言ってもいいだろうし、私が普段読んだり扱ったりしているジャンル=歴史はその行為への抗いと、いかに継承していくかの問いで実践されているものなのに、彼らが過去を婉曲どころか完全捏造していることに深い共感を感じた 共感したことに驚いた

だって、全ての災厄の病を、生きた子どもごと遮断し閉鎖した二区・六~九区を、たかる悪臭とハエと蛾を、子どもが子どもを支配する専制政治を、特配のクーポンで身を売ったことを、糞尿をリサイクルして食べていたことを、かつて人間には投影ではない本当の青空があったことを、大きな宇宙を、そこにあった地球人類文明を、災厄で亡くなった父と母たちを思い出して、伝えて、継承して、何になるのか?という話なんですよ。断絶させるしかないじゃないですか……ああ、そうだね……これが……

#実況:初読『天冥の標』

感想

『八幡製鉄所』(教育社歴史新書)は八幡製鉄所の話だけではなく、例えば冒頭には長々と日本の造船(の始めの)事情が書かれており有難い
本来は採鉱→製鉄→造船の順となるべき産業技術の導入経路が、黒船以来の日本では造船→製鉄→採鉱となった、というのは考えたことがなかったな
#「渺渺録」(企業擬人化)

感想

「渺渺録」は、というか企業擬人化の「由来」というか…は黒船来航だと思っているフシがある

また、アメリカがペリー来航の時に使った星条旗を降伏文書の調印の戦艦ミズーリにわざわざ持ってきた、という話も忘れてはならない
#「渺渺録」(企業擬人化)

#入手 『虹の鳥 新装版』

2025年6月12日 この範囲を時系列順で読む

なんとなくいいねボタンを戻してみました

#実況:初読『天冥の標』 『新世界ハーブC』読了

メニー・メニー・シープ……

感想

2025年6月11日 この範囲を時系列順で読む

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「沖縄・問いを立てる」シリーズの『友軍とガマ』ペラペラしてるけどキツ!!こんなの「集団自決」と呼ぶべきものなんかじゃないじゃん………となっている

「加害」の自覚というよりも、悪い確信犯のはなし
#「渺渺録」(企業擬人化)

#実況:初読『天冥の標』 『新世界ハーブC』

てかこれ究極の「臭い物に蓋をする」だな…

『進撃の巨人』で死体の大量放置はいけないって学んでたから これが究極の進研ゼミだ

#実況:初読『天冥の標』 『新世界ハーブC』

ところで、本書の圧巻は、なんといっても著者の手になる「浄魂を抱いて」という戦後の章である。
みずから生徒を死に追いやったとする著者の自責と働哭は美しい。「生きるも死ぬも、ただ偶然であり、ぎょうこうであった」ということばのうちに秘められる無限の悲しみは、あまりに美しすぎる。文体のリズムまで支配しているかにみえる著者の倫理的な美しさは、死んだ生徒の魂を「浄魂」ととらえる視点にまであらわれている。
あまりに美しい。だがそのあまりの美しさに、私はかすかないらだちを感ずる。今まさにベトナム戦への加担者として生きている私(たち)が、それを余儀なくさせている沖縄の状況にたちむかうとき、このような美しさは、私(たち)からある種の凶暴な怒りを奪いさるのだ。はかなく、もろいこの種の美しさは、その美しさの故に私(たち)を魅きつけ、心を奪いさる。そしておそらく殺戮者は、そのような美しさを喜びむかえるにちがいないのだ。だから、私は、このような美しさを心から拒否したいとねがっているのである。

/『「沖縄」に生きる思想』「「ああ、ひめゆりの学徒」を読んで」
#「渺渺録」(企業擬人化)

引用

「作品ログ」ページのいいねボタンポチポチありがとうございます~

「渺渺録」は貨客船が美しかったこと、美しかったが故に呼び寄せたものごと、それでもなお(やはり)船らは美しかったこと、みたいなものが描きたいが、戦争が体験から証言へと切り替わっていく中で、その過去が「美しく」なることとそれへの明確な抗い、みたいなものが描けない…かな~~~
#「渺渺録」(企業擬人化)

#実況:初読『天冥の標』 『新世界ハーブC』

怖いよう…閉鎖空間、嫌すぎる SFに何言ってんのという感じだが…

感想

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