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喫水はまだ甘くまだ浅くある

津崎のメモ帳です。絵ログ、お知らせ、日常など。最下部にカテゴリー・タグ一覧あり。

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カテゴリ「土地/〃擬人化」に属する投稿10件]

2025年7月27日 この範囲を時系列順で読む

個人的な所感なだけで事実とは異なるだろうが、私にとって埼玉県の致命的な点は「近代」の主犯になれなかったところだと感じる

土地/〃擬人化

2025年6月27日 この範囲を時系列順で読む

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夜、関門海峡を船で往った時に夜通し炎を上げている八幡製鉄所が見えたよね、という証言めちゃ良すぎる、その炎を担っていたのは筑豊あるいは三池の炭坑だったはずだし、三菱重工業の長崎造船所はその鉄を使っていただろう、そもそも前身の長崎製鉄所は高島炭鉱を頼りに造られているようだ、ちなみに対岸のグラバー邸では戦艦武蔵の建造が丸見えだったからなんと長船が邸を買収しているのだ、てかグラバーって高島に別荘持ってたんだね、日本の産業革命とそれに由来する軍国化を押し進めてくれたしね、三井三池炭鉱の三池炭は三井物産の船舶部(後の三井船舶)が上海などに輸出したけど、三池港は当時浅瀬だったので口之津まで小船で運んでからそこから大型船で出港した、そこでは与論島の人々が頑張っていて、というのも与論島は台風で滅茶苦茶になってたので移住してきた彼らがヤンチョイヤンチョイと掛け声を上げながら運び変えたわけ、時々島原の女性が大型船に乗りからゆきさんとしてアジアに渡ったよ、与論島の人たちは三池港が整備されたら三池へ行き、今度は三池港の湾岸労働者となったよ、の図
#「渺渺録」(企業擬人化)

(図として未完…上記の文章の概要は今度地図に書き込みます)

企業・組織/〃擬人化土地/〃擬人化

2025年6月18日 この範囲を時系列順で読む

船で言えば企業、企業で言えば土地、土地で言えば国家…のように、包括されていくものが小大であり、結果として関係性が従主になってしまわないか繊細になる のが苦手で、「セルフクロスオーバーである」という建前に拘っている 実際は形骸化してるが…

艦船/〃擬人化企業・組織/〃擬人化土地/〃擬人化

2025年5月24日 この範囲を時系列順で読む

無題

 熊谷空襲というほぼ唯一の経験を、埼玉はまるで不良が軽犯罪を隠すように、自虐的な傷か自慢か何かとして胸に秘めていた。江戸時代を越えればいっそう薄くなる年表が示すのは、埼玉は近代の参加者にはなれなかった事実だった。もちろん出征する兵士を見送った。還って来たあまたの死があった。自分の身の上を走り去っていった多くの人びとがいた。でもそれで終わりだった。
 それを軽微な損失と誇ればいいのか、別のところの(それこそ帝都東京などでの)末端の歯車だったと自分を責めればいいのかわからない。ただわかるのは、自分が主体となった戦争経験は熊谷空襲だったこと。埼玉は戦場ではなかった。南洋へ大陸へ送り出す港も海も持たなかった。でも、空襲は戦争のひとかけらで、戦争は近代の申し子だったから、戦争と埼玉とが交差したあの瞬間だけは、埼玉も近代の参加者となった。

小説(&フィクション的文章)土地/〃擬人化文章(全て)

池袋へ

東武東上線は埼玉の病んだ恋人だ。鬼電のように彼女の遅延通知がスマホアプリに入るし、それに埼玉は日々振り回されている。大雨が降ったから。車がボロいから。鹿が怖いから。まだホームドアをつける気はなかったから。安全の確認をしたいから。
そんな彼女を宥めすかして池袋という街へ向かうという行為に、地方人としての劣等感を感じるのかというとそんなことはなかった。東京という土地は、しょせん地方人の集まりだということを埼玉は知っていた。
その点、埼玉はむしろ池袋よりも新宿という場と相性がいいはずだった。いいところで東武東上線を捨てるべきかもしれない、と埼玉は思った。早々に副都心線へと乗り換えるのだ。

小説(&フィクション的文章)土地/〃擬人化文章(全て)

中央性

鬼電のような東武アプリの東武東上線の遅延通知と病んだ恋人の類似性を、埼京線の他人事のような明るさと美しさとそこに漂う殺気を、東武デパートと丸ノ内線改札前の空間の余白を、池袋に至るまでの路を文学として昇華することが我々埼玉県民には求められている。埼玉の地方性を主体へと回復すること。

小説(&フィクション的文章)土地/〃擬人化一次創作文章(全て)

うつくしい子ども

大陸への国内最前線が長崎であり、その母なる土地、母なる揺りかごに揺られて育って恩返しを願ったのが長船だったから、二人の子どもたるふねたちは元気な赤子として生まれよく肥えた。そののち、ふねぶねは海軍の子あるいは船会社の子として素直に海を生きて、やはり海外進出のためのよい先鋒となった。両親の愛を享けて生まれ、育て親の情を一身に受けた子、親たちにいっとう似た、聞きわけのよい可愛らしい子どもたちだった。

小説(&フィクション的文章)艦船/〃擬人化企業・組織/〃擬人化土地/〃擬人化文章(全て)

2024年9月26日 この範囲を時系列順で読む

◎戦時下の埼玉県、もちろん出征している人ばかりなのだけど、県・都市としてなにか象徴的なものはあったのか、といわれると熊谷空襲くらいで、もちろん行間には多くの暴力と御国奉公があったはずなんだけど、埼玉県は「近代」と共犯者になり得たんだろうか、帝国日本の都道府県として、と思う時がある
◎でも埼玉県には帝都たる東京があったから、根強く支えていたはずだから、それを…… クソッまた東京かよ

土地/〃擬人化

◎私も土地擬をしてみたいけど、艦船はともかく、土地や風土というものは実地調査が必要だと思っており、関東民なら関東の土地が良いのかもな~とは少々思っている
◎都市としての東京(あるいは関東一辺)が好きだけど、もういっそあまり好きでもない我が埼玉に視点を当てて、よく語られる「埼玉の地方性(東京のベッドタウンとして)」と、ダサイタマというワードに隠されがちな埼玉の密かな中央性に歴史的回顧を持って投影する感じの…
◎埼玉県は戦争の大きな被害は熊谷空襲くらいしかなかったようだけど、関東大震災では被災がありここにも虐殺はあったようす
◎熊谷空襲という唯一の経験を、 ←?
◎郷土愛がない、しかしこの愛の無さからすべてを始めるしかないようにも思える
◎埼玉鉄道文学(?)やはり池袋を含めるか含めないか問題が、序文では触れられるのだろう…
◎鬼電のような東武アプリの東武東上線の遅延通知と病んだ恋人の類似性を、埼京線の他人事のような明るさと美しさとそこに漂う殺気を、東武デパートと丸ノ内線改札前の空間の余白を、池袋に至るまでの路を文学として昇華することが我々埼玉県民には求められている。埼玉の地方性を主体へと回復すること。

◎東武東上線は埼玉の病んだ恋人だ。鬼電のように彼女の遅延通知がスマホアプリに入るし、それに埼玉は日々振り回されている。大雨が降ったから。車がボロいから。鹿が怖いから。まだホームドアをつける気はなかったから。安全の確認をしたいから。
そんな彼女を宥めすかして池袋という街へ向かうという行為に、地方人としての劣等感を感じるのかというとそんなことはなかった。東京という土地は、しょせん地方人の集まりだということを埼玉は知っていた。
その点、埼玉はむしろ池袋よりも新宿という場と相性がいいはずだった。いいところで東武東上線を捨てるべきかもしれない、と埼玉は思った。早々に副都心線へと乗り換えるのだ。

土地/〃擬人化

九州あたりで擬をしたいと思っているんだけど、住んだこともないし行ったのも多くはない。でもそれを言ったら海外の土地で創作されている方の一部も同様かもしれないし…
→というか、艦船擬人化がいて企業擬人化がいる世界に、土地擬人化もいるのだろうか。そしたら三菱が花婿(主人)で長崎が「蝶々夫人」になってしまうけど……
→そして……ふねが…子ども…?
→子どもたって海軍の子かもしれないし船会社の子どもかも知らん

…大陸への国内最前線が長崎であり、その母なる土地、母なる揺りかごに揺られて育って恩返しを願ったのが長船だったから、二人の子どもたるふねたちは元気な赤子として生まれよく肥えた。そののち、ふねぶねは海軍の子あるいは船会社の子として素直に海を生きて、やはり海外進出のためのよい先鋒となった。両親の愛を享けて生まれ、育て親の情を一身に受けた子、親たちにいっとう似た、聞きわけのよい可愛らしい子どもたちだった。

艦船/〃擬人化企業・組織/〃擬人化土地/〃擬人化

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