船舶は国土の延長 舶来の品はあまたの奴隷たちの血 
#傾艦短歌 *hide
うつくしく生きうつくしく死ねよとて先代我に名を引渡し
#傾艦短歌 *hide
トナカイの曳く橇は雪かき乱し一引きをかく我進みゆく
神さまは関係ないだろ現実と理由の間に俺が立ってる
武力こそ万能である父親が軍が国家が囁いている
塹壕のなかには空虚が広がってそこなら俺も主役になれた
#二次創作短歌 『ゴールデンカムイ』17巻*hide
ごく淡い思い出なのですケーキすら濃いと感じるほど味気なく
愛情も友情もなくただあった、一緒にあった、それでよかった
偉大なる世紀は私に大金と多くの孤独を与え潰えた
赤と呼ぶには鮮やかで白色と呼ぶには他人事(ひとごと)あの菓子の色
#二次創作短歌 「グランド・ブダペスト・ホテル」*hide
忠誠を誓う兵士のごとく伏し彼は屈んで靴ひも結び
靴紐を結ぶ姿勢のまま腰を深めるガヴリロ・プリンツェプは
大地にはすこしの草と砂と石あるいはあまたの人間の骨
愛おしき国土とガヴリロ・プリンツェプあなたは少しの接吻交わし
#歴史創作短歌*hide
口ぶりはあわき言葉の甘美さが隠す男の深き深淵
#短歌*hide
航跡はいつしか祖国に通ずもの朝日は東より(いづ)るもの
#感想返歌 『あたらしい朝 2』*hide
あたらしい朝に続くその先は希望か地獄か航跡長く
#感想返歌 『あたらしい朝 1』*hide
建築はすべての哲学人間が歴史を歩んだ知識そのもの
#感想返歌 『ジブリの立体建造物展 図録<復刻版>』*hide
我が記憶うつくしく照り外国のホテルの片隅淡く染れり
#感想返歌 『昨日の世界Ⅰ』*hide

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