いつの日か、に抗うこと恋人のように触れる繊細な指*info#感想返歌「感情は、水のように流れていって、もう戻ってこないもの、のはずなのにシャーペンや人差し指で書き留めた瞬間に、よどんだ湖やまぶしい雪原になる、感情を残すということは、それは、とても畏れるべき行為だ、だから、この歌集が、光の下であなたに何度も読まれて、日焼けして、表紙も折れて、背表紙も割れて、砂のようにぼろぼろになって、いつの日か無になることを願う」『砂丘律』「あとがき」『砂丘律』造りが繊細で思いのほか早くぼろぼろになりそう*hide 2022/04/28 短歌/二次創作
歌人とは時には戦争讃えつつ時には憎む 八十年持つ形容し飾りたてるが生業の我がうた武力に無力を是とする歌会のお題は戦争、死、あと悲劇 情動は強く言葉も強くとはいえどノンポリ貫く強さなく言及すれども実感はなく*info#感想返歌 『短歌研究2022年05月号』*hide 2022/04/26 短歌/二次創作
貴婦人も汽車も艦にも触れるとき白手袋を着けるが嗜み初恋の甘きは絵本の見ひらきのラフにかかれた人間の器機鉄路そば駆けより手をあげ歓声をあげ手をふれば夢は駆け行きくびれあるナックルラインの曲線の婦人は今日も日照りを恥じる航空機高嶺の花よ彼女らはしたの我らを素知らぬ脚で*info#短歌 ※過去に詠んだ短歌・作年月不明*hide 2022/04/17 短歌/一次創作
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