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架空反戦記

俳句・短歌

春装の姿を知らぬ灰塗装
#傾艦俳句
「春装(しゅんそう)」…春の装いのこと。冬の重い衣装から解き放たれ衣服の色も春らしい明るい色になる。[春の季語]*hide

俳句擬人化

父達の薔薇園朽ちる灰の海
#傾艦俳句 見果てぬ現代日本様式の夢
「薔薇」…初夏に美しく香り高い花を咲かせる。[初夏の季語]

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俳句擬人化

送り火のように炎は鉄を舐め
#傾艦俳句 盆の終わりに、霊を送り出すために焚く火。[夏の季語]*hide

俳句擬人化

囮の身今こそ末路鶴渡り
#傾艦俳句 航空母艦瑞鶴
「鶴渡り」…秋になると北方から海上を渡って飛来し、また春に去る鶴のこと。[秋の季語]
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俳句擬人化

初潮のように泡立つサマールよ
#傾艦俳句「初潮」…秋の大潮のこと。[秋の季語]*hide

俳句擬人化

復活祭その幸いを知らぬ我
この国の祭りと知らぬパウロ祭
聖夜餐奇襲祝いのついでなり
抗戦の声に紛れる聖母祭
八月の十五日なり聖母祭
#傾艦俳句 *hide

俳句擬人化

ふねの我待つことのなき海開き
#傾艦俳句 「海開」…7月ごろの海水浴場開き。[夏の季語]*hide

俳句擬人化

真珠湾弓始には早かりき
#傾艦俳句 「弓始」…新年に初めて矢を射ること。[新年の季語]*hide

俳句擬人化

桜鯛どざの如くに赫々と
#傾艦俳句 どざ=水死体*hide

俳句擬人化

雲丹如く生きると誓う不服顔
#傾艦俳句 「雲丹」…海底に生息する棘皮生物。[春の季語]*hide

俳句擬人化

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