艦上機鶯如くに愛おしく
鶯の如く愛する我が愛機
鶯の声にも似てるプロペラ音
鶯の鳴きや最期の声がして
鶯の愛機を飼うは航空母艦
#傾艦俳句 *hide
春装の姿を知らぬ灰塗装
#傾艦俳句
「春装(しゅんそう)」…春の装いのこと。冬の重い衣装から解き放たれ衣服の色も春らしい明るい色になる。[春の季語]*hide
父達の薔薇園朽ちる灰の海
#傾艦俳句 見果てぬ現代日本様式の夢
「薔薇」…初夏に美しく香り高い花を咲かせる。[初夏の季語]

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送り火のように炎は鉄を舐め
#傾艦俳句 盆の終わりに、霊を送り出すために焚く火。[夏の季語]*hide
囮の身今こそ末路鶴渡り
#傾艦俳句 航空母艦瑞鶴
「鶴渡り」…秋になると北方から海上を渡って飛来し、また春に去る鶴のこと。[秋の季語]
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初潮のように泡立つサマールよ
#傾艦俳句「初潮」…秋の大潮のこと。[秋の季語]*hide

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