黒白の姿はかつて紅の線に染まりしうつくしき生人間の遺影のように飾られしあまたの船らのかつての航跡「ああ……そして、みんな沈んでいったのよ。みんな……綺麗な海になったの、」人間の苦悩の何も関せずの遺影の船は思い出となり氷川丸語りて曰く「死にきれず、私はここに飾り損なれ…」*info#傾艦短歌 二十世紀の死者*hide 2021/11/04 短歌/擬人化
#傾艦短歌 *hide