架空反戦記

バトれ、第二芸術論！短歌とは戯れと遺書の二律背反
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教室で拙く訳さる例文に　国語の威信、ここにはあらず
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茨城をいばらぎと呼ぶ！姓の字を誤まれる我と心中をせよ
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いつくしむように俯く女郎花おまえに切られる為の首とて
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ガーシュイン、（ピアノ奏者の孤独とはそは大陸に生う麦ごとく）
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iPadを労わる、優しく撫でる。筆圧という加害を憎む
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船(むすめ)とはひとつの小さな花束さかい阪急居はるいとさんに似とる
海と海、橋で渡れば訳ないわ、嘯く会社の夢の肥後橋
南米はどんなとこでっしゃろ（解(ほど)けるやろか、国のさだめもお里ことばも）
いとさんによう似て違(ちご)う二番船、新し顔した可愛いこいさん
せや、商売は生き様やったわ（造ること売ること載せること運ぶこと）
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先代の艦のお触れを頂いて海には美(は)しく浮くこと誓う
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急かされる人生。容量なき端末。愛と奪取の区別をつける
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喫水は深ければ幸浅ければ幸先がよし運ぶが生業
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