うつくしき貨物を運べば共犯者なり

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陸の上では動きがぎこちない艦 いいと思います

陸の上では美人な隼鷹相手に終始キョドってるけど、艦上だと初心者の隼鷹にいちいちお前の発艦動作も何もかも遅くて鈍くて軟弱だとキレているという設定
「早産の鴨緑丸」
昭和12年4月27日進水の貨客船鴨緑丸はその日の昼前に進水の予定であったがトリガの試験中に、船がすべりだしてしまった.4時間まえに進水したのである.報告をうけた所長は早速宿舎平野屋に船主の大阪商船村田社長のもとに副長をお詫びに参上させると,村田社長はすでに知っておられたのか「そりゃよかった.怪我人はないか.母体を出るのが待ち切れずお産が早かったのだからお目出度いことではないか」と言って.当所の失敗を責められなかったということである.
/『創業百年の長崎造船所』p41
商業航路をゆく船たちに「創作ですら」軍服を施すこと、それはそれで悩むんだけど、実際現実には施されたわけで、そこを無視して幸せな姿を描いても…いやいいんだけど…やはり現実にあったさみしい情景も描きたい
  • 鴨緑丸が「地獄船」と呼ばれなかったころ、みたいな漫画にしよう
  • その後世の事実を全く予期できないし予兆しない、そんなかんじの、
  • 昨日が「昨日の世界」と呼ばれる前の、昨日が今日の今だったころの話
前述の如く日露の戦に於て日本海運は幼稚ながら露国鉄道との戦に勝った。世界大戦に当つて経済的に一躍我国を富国たらしめたものは何物でもない。日本海運であった。

/大阪商船『海』1937年10月号
ネガティブな話になるんだけど ふね…というか固有の名前が付くくらいに区別化された乗り物には時折「ここで引退しておくべきだった」みたいな思考が確かに存在していて、でもこれは実際どうあるべき思想なんだろう?と思想自体にも悩んでしまう
まあ、結局「たとえ名前を付けようとも」物であって人間ではない、これは重要である
『ロボット兵士の戦争』には「ルンバに名前を与えるな」という警句があるんだけど、名前をつけると人間の線上に物を置いて思考してしまう感覚はある
ふね擬に「ふねが解体されるのを怖がっていると人間が思うのは、非常に人間的な思考であり傲慢だ」って怒られたい
鴨緑まるは船の狭い私室に、意地で無理やり引き取ったグランドピアノと楽団の人に譲ってもらったバイオリンを持っている……という、完全に船とは関係のない設定があるのだが、これは「怒り」への抗いである
こんなにうつくしいふねに与えられた最終評価が「地獄船」なのか、という怒りはたしかにある
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氷川丸にも反抗期があって、美少女の浅間丸と一緒に並ぶのを嫌がる時があったら いい
『戦艦武蔵ノート』に"文学は人間を描くもの、でも武蔵は物だから主人公に据えるのには悩んでしまう""特定の人物を視点に据えることができない、計画から建艦、沈没まで様々な人間が武蔵に触れているが、一貫して触れ続けた人間はいない""だから武蔵を主人公にするしかない"(大意)と吉村が書いていて

これは擬人化で解決するのが良い(擬人化雑解決)

とはいえ、この「視点の問題」は歴史ものにはつきものである
戦時下に撃沈された貨物船りすぼん丸か 退避時とみられる動画を発見


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