喫水はまだ甘くまだ浅くある

津崎のメモ帳です。兼ログ置き場(新しめの作品はここに掲載してあります)。

No.546

李良枝『由煕 ナビ・タリョン』収録「かずきめ」の、ジェンダーに迫りくる暴力性のはなし、あれは在日コリアン特有の問題というよりも著者自身や温又柔先生の指摘にあるように、カッコつきでくくられる「世界性」「普遍性」や「コスモポリタニズム」を経過……というより平行している……話だ。
「海にありて思うもの」は「南洋の追想」「孤独の極北」「極東の客死」の三部で構成されるが、二部「孤独の極北」は「かずきめ」を経過した何かにしたい、と思っている。航空母艦冲鷹のはなし。
#「海にありて思うもの」(艦船擬人化)

艦船擬人化