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No.2322
- 「渺渺録」(企業擬人化)(214)
- 『マーダーボット・ダイアリー』(32)
- おふねニュース(25)
- 「大脱走」(企業擬人化)(21)
- 「ノスタルジア 標準語批判序説」(二次創作)(18)
- 実況:初読『天冥の標』(16)
- 『ハリー・ポッター』(13)
- SNSの投稿(13)
- きになる(13)
- 読んでる(13)
- 「海にありて思うもの」(艦船擬人化)(13)
- 企業・組織(12)
- 展示会情報(11)
- 書籍情報(11)
- 読了(8)
- 「蛇道の蛇」(一次創作)(8)
- 御注文(7)
- 「時代の横顔」(企業・組織擬人化)(6)
- 「空想傾星」(『マーダーボット・ダイアリー』)(6)
- 「徴用船の収支決算」(一次創作)(5)
- おふね(5)
- 「病院船の顛狂室」(艦船擬人化)(4)
- 感想『日本郵船戦時船史』(3)
- 入手(2)
- 『ムヒョとロージーの魔法律相談事務所』(2)
- 「『見果てぬ海 「越境」する船舶たちの文学』」(艦船擬人化)(2)
- 「人間たちのはなし」(艦船擬人化)(2)
- 『青春鉄道』(2)
- 「テクニカラー」/「白黒に濡れて」(艦船擬人化)(1)
- 「かれら深き波底より」(一次創作)(1)
ttps://kachosha.com/books/9784868030249/
① 支配される文学のことば
② 戦中から戦後への〈切断=連続〉
③ ソフト・パワーとしての〈萬葉集〉
『万葉集』というか日本浪漫派がきになる。
日本浪漫派の出征学生たちは『万葉集』を手に戦地に行った、と読んだけど、この美的なロマン主義というものが『ねじ曲げられた桜』で言及されていたもの*1であり…
昔「戦艦大和の最期は非常に美しいと思う反面、美しいで結論付けていいのかとも思う。作戦を決めた海軍の人たちが大和の最期にヒロイズムを持ったのと同じように、私たちもヒロイズムを持つ必要あるか?みたいな……」とXで投稿したことがあるけど、美的なものを美しいと反復する行為は慎重に行いたい
*1
結局、若者たちを特攻という運命に赴かせてしまったものは、彼らの美的価値の希求、つまり彼らのロマン主義と理想主義であったのではなかろうか。彼らは読書を通じて自分たちの世界観と美的価値を作り上げた。もし政府が、軍国主義国家の政治的ナショナリズムをあからさまに正面切って提示していれば、若者たちはこれに反抗することができたであろう。しかし、西洋の高尚な知的伝統という「包装紙」に包み込まれて提示されたので、若者たちは軍国主義政府やインテリ指導者の手になる政治的ナショナリズムを暴くことができなかったのである。
/「序章」『ねじ曲げられた桜 美意識と軍国主義 上』p27(大貫恵美子)
#「渺渺録」(企業擬人化)