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	No.1386
- 「渺渺録」(企業擬人化)(273)
 - 『マーダーボット・ダイアリー』(41)
 - おふねニュース(37)
 - 「ノスタルジア 標準語批判序説」(二次創作)(23)
 - 「大脱走」(企業擬人化)(23)
 - 書籍情報(19)
 - SNSの投稿(17)
 - 『ハリー・ポッター』(17)
 - 「海にありて思うもの」(艦船擬人化)(16)
 - 実況:初読『天冥の標』(16)
 - 展示会情報(15)
 - 読んでる(15)
 - 読了(14)
 - きになる(13)
 - 企業・組織(11)
 - 船舶装飾考(10)
 - 三菱重工さん関係のロケット(8)
 - 御注文(8)
 - 「蛇道の蛇」(一次創作)(8)
 - 日本郵船歴史博物館再開館の軌跡(7)
 - 本(6)
 - 「時代の横顔」(企業・組織擬人化)(6)
 - 「空想傾星」(『マーダーボット・ダイアリー』)(6)
 - 「病院船の顛狂室」(艦船擬人化)(5)
 - 「徴用船の収支決算」(一次創作)(5)
 - おふね(5)
 - 国会図書館にない本(3)
 - の部分(3)
 - 感想『日本郵船戦時船史』(3)
 - 模写(2)
 - 漫画(2)
 - 映画(2)
 - 入手(2)
 - 『ムヒョとロージーの魔法律相談事務所』(2)
 - 「『見果てぬ海 「越境」する船舶たちの文学』」(艦船擬人化)(2)
 - 「人間たちのはなし」(艦船擬人化)(2)
 - 『青春鉄道』(2)
 - 展示(1)
 - 展示会(1)
 - ハリー・ポッター(1)
 - 映像(1)
 - 「テクニカラー」/「白黒に濡れて」(艦船擬人化)(1)
 - 「かれら深き波底より」(一次創作)(1)
 - マーダーボット・ダイアリー(1)
 
メンサーの家族はただ弊機を嫌っています(ただし七人の子どもたちはそうではありません。そのうち三人とはフィードを通じて触法メディアを交換する仲です)。ある日、そのうちのさらに一人がどうしても『遭難信号』を観たいと弊機にせがんできました。弊機は彼女の年齢には早計なドラマだと感じました。このドラマには人間たちの死や血液や暴力や裏切りや悲劇ばかりが描かれています。性的で教育上よくないシーンも多いです。そしてなにより暗い。この物語が好きな人間たちは総じて若いか、不幸かのどちらかでした。それでも彼女は弊機にそのドラマを求めました(彼女の年齢では正規の手段で入手することはできませんでした)。なので弊機はそれに応じました。彼女がその物語を求めるのなら、それを止める権利はないと思ったからです。しかしフィードでこれだけは伝えました。登場人物のオデットには気をつけること。彼女に恋をしないこと、彼女を愛して悲しみに暮れないこと。この物語を好きになる人間たちはみな彼女に恋をするのです。なんとなくこの子もその一人になってしまうような気がしました。
#『マーダーボット・ダイアリー』