No.282
- 「大脱走」(企業擬人化)(20)
- 「渺渺録」(企業擬人化)(13)
- 「海にありて思うもの」(艦船擬人化)(13)
- 『マーダーボット・ダイアリー』(10)
- おふねニュース(8)
- 「蛇道の蛇」(一次創作)(8)
- 「空想傾星」(『マーダーボット・ダイアリー』)(6)
- 企業・組織(6)
- 実況:初読『天冥の標』(5)
- 「時代の横顔」(企業・組織擬人化)(5)
- 今読んでる(5)
- 感想『日本郵船戦時船史』(3)
- きになる(2)
- 『ムヒョとロージーの魔法律相談事務所』(2)
- 「『見果てぬ海 「越境」する船舶たちの文学』」(艦船擬人化)(2)
- 「人間たちのはなし」(艦船擬人化)(2)
- 『青春鉄道』(2)
- 読了(1)
- 「テクニカラー」/「白黒に濡れて」(艦船擬人化)(1)
- 「かれら深き波底より」(一次創作)(1)
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リービ英雄が『万葉集』の小論文を発表しようとした時に「海外の人間には、歌は無理だろう」と言われたことが忘れられず、『万葉集』で全米図書賞をとったリービがその頃のあまり上品ではなかった賞授賞式に呼ばれた時にスピーチは短くしろと言われ、またリービ自身も今のアメリカは難しい話を聞きたがらないのだ、と積極的に諦めた時、ふと「歌は無理だろう」というあの言葉を思い出し、7分間スピーチをした挙句に、英訳された和歌を品のない観衆の前で長々と朗読した話。あまりに良い。
またこの作家は/この読者は(女は、男は、若い子は、アメリカ人は、日本人は…)的「侮り」に引っ張られる人間なので、自戒となって身に迫る話でもある。