喫水はまだ甘くまだ浅くある

津崎のメモ帳です。絵ログ、お知らせ、日常など。

No.781, No.780, No.779, No.778, No.777, No.776, No.7757件]

なんというか感覚の問題 「根っこが無くて気持ち悪い」という感覚が描いている側にある 読んでいる側にはあまりないだろう



一次創作でこんな話が描きたいな、というものが珍しく出たんだけれど、これを考えた時に「中世風」の功罪というかなんというか、「ヨーロッパ風」「ドイツ風」「中華風」「日本風」というものがあり、そうやって無邪気に「剽窃」していいのか…という感覚がすこしある
→勿論考えすぎで、ジブリ作品の多くだって「よくわからない西洋っぽいどこか」だし、少なくない作品の舞台(の国)が架空のどこかである以上、現実世界の文化からは逃れないんだけれど



リアル画風にしたいわけではなく、むしろほどよくデフォルメしたいのに落としどころがわからない…。高浜寛先生やジブラ先生(フランスのバンドデシネ漫画家)や伊図透先生、鶴田謙二先生などが好きなのだけども…。



「『夜這いの民俗学』に描かれたような原風景に重工業産業を置くことができず」と書いたけれど、『〈民主〉と〈愛国〉』には地方への疎開や軍隊での農民の上官からの虐待で「インテリ」たちは「大衆」への軽蔑意識を培った、という感じの記述があった記憶がある。

#企業・組織



ということも念頭に入れつつ「大脱走」は"船の破瓜"の話でもあり、それは、血とシャンパンとを被ることの間に、そのまま明治以前とその後のまにまにあり、原風景と重工業の中間地点として、「いくら洗練された国際人を気取ってもメッキを剥がせば私たちは野蛮で土着的な船乗りだ」という台詞とともにそこにある

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