喫水はまだ甘くまだ浅くある

津崎のメモ帳です。絵ログ、お知らせ、日常など。

No.778, No.777, No.776, No.775, No.774, No.773, No.7727件]

「『夜這いの民俗学』に描かれたような原風景に重工業産業を置くことができず」と書いたけれど、『〈民主〉と〈愛国〉』には地方への疎開や軍隊での農民の上官からの虐待で「インテリ」たちは「大衆」への軽蔑意識を培った、という感じの記述があった記憶がある。

#企業・組織



ということも念頭に入れつつ「大脱走」は"船の破瓜"の話でもあり、それは、血とシャンパンとを被ることの間に、そのまま明治以前とその後のまにまにあり、原風景と重工業の中間地点として、「いくら洗練された国際人を気取ってもメッキを剥がせば私たちは野蛮で土着的な船乗りだ」という台詞とともにそこにある

#企業・組織



『森崎和江コレクション 2』に「そして同じ頃、狐とも思弁的政治性とも無縁に、ヤマに機械導入をもくろんだり、自己陶酔型の志士らを遠隔操作したりしながら国家の経済的裏付けが軌道に乗せられた。それは明治以前の日本が、その経済的基盤を農耕においてきた歴史を、基本的にゆさぶるような変革であった。」(「浮游魂と祖霊」)という一文があるんだけど、それはともかく、『夜這いの民俗学』に描かれたような原風景に重工業産業を置くことができず、この乖離はどこへ着地点を置くべきか悩んでいる

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やっぱり企業擬で日本の近代~戦争の話がしたい。
「渺渺録」の方向性に悩んでいるけれど、その一歩にはしたい。いつか戦時中の話も描く。そういえば「大脱走」すら戦後の話だったので。

#企業・組織



先日、焼肉に行った。焼肉を食べる現代艦船擬人化あるいは企業擬人化を考え、彼らも焼肉を楽しむはず、と彼らの存在を自らの実感として感じ、愛しく思い、私のような机上の空論を振り回しがちな創作者に足りないのは焼肉である、と確信した。