喫水はまだ甘くまだ浅くある

津崎のメモ帳です。絵ログ、お知らせ、日常など。

No.773, No.772, No.771, No.770, No.769, No.768, No.7677件]

やっぱり企業擬で日本の近代~戦争の話がしたい。
「渺渺録」の方向性に悩んでいるけれど、その一歩にはしたい。いつか戦時中の話も描く。そういえば「大脱走」すら戦後の話だったので。

#企業・組織



先日、焼肉に行った。焼肉を食べる現代艦船擬人化あるいは企業擬人化を考え、彼らも焼肉を楽しむはず、と彼らの存在を自らの実感として感じ、愛しく思い、私のような机上の空論を振り回しがちな創作者に足りないのは焼肉である、と確信した。



第1回カクヨム短歌・俳句コンテスト
に応募していた作品を掲載します。メモしないと忘れるので……

一輪の花を野端に見つけゆく海でも同じ世は変わりなく
大空に贈られる富も贈られる死も指し示すサン=テグジュペリ
絢爛の南国感覚乱反射千紫万紅とはこのことよ
戦火にて失われたとの解説が博物館にある戦後である
美しいとも思えない思えない船は喫水深めて滲む
未完成船というかく甘美なる響きわたしは生きるのが好き
救われずまた救わずにオフィーリア 水は青いと誰が言ったの
人生は美しいから人真似が上手い我らの劇の緞帳
ジョセフィーヌ愛しさとは郷愁我らは一つの陸地だったね
砕氷艦 孤独に生きよ凍る地が解けることなど知らないままに
心中と呼べば甘き結末だ言えば陳腐になると黙して
撃鉄を起こすような憤怒/あとは撃てない虚勢だけの私が
世の中の全てを恨む時すらも静かな声で彼は語りき
船底の様に濁りし眼して麗しき船錆びる赤色
それぞれの地獄がありて我ら皆等しく逝けば狂風の中
思い出はうつくしくあれ愛情も侮蔑も何もそこにあるなら
轟沈す軍艦に寄すいけにえの如く乗員生存者なし
「過ぎた過去」「思い出」「亡き友」「裂かれた恋」人間を殺すは記憶の重み
互換性の高い人生 UNIQLOのサイズアシストに記憶さる我
一切の逡巡を捨てよ、首剪らる薔薇に鼓舞され我は項垂る

短歌


「海」
踏みださぬ波のまぎわ
統治のおよばぬ領域
手に負えぬ大きな可能性
富にも地獄にもなる青いろ



谷川俊太郎先生の詩を読んだら思いのほか良かった。
小説や漫画で語りえないものは詩で語るしかないのかな…と最近は感じる。



『文盲』読む 戦後アゴタ・クリストフはハンガリーからの難民としてオーストリアに行った時に、施設で男女別々に分けられてシャワーを浴びせられることが怖かったし、シャワーが終わって清潔になって全員集合して安堵したと回顧している 歴史だ

感想


国はオカルトに対抗する部署をどこに置くのだろうか、という投稿が流れて来たのを見たけど 『低俗霊DAYDREAM』で「口寄せ屋」のヒロインは「東京都生活対策課」から仕事を請け負っていて、また課では「忌物苦情相談」ができる設定だった

感想