喫水はまだ甘くまだ浅くある

津崎のメモ帳です。兼ログ置き場(新しめの作品はここに掲載してあります)。

No.303, No.302, No.301, No.300, No.299, No.298, No.2977件]

SF文学と船の長い蜜月というか共犯関係についての考察とかないのかしら…

カクヨムかpixivかどこかでジャンル選択必須の時に、当たり前だけどジャンルに「擬人化」はないので、悩んだ挙句にファンタジーとかSFに振り分けた記憶がある

何かの本で韓国人留学生の寄稿があり、日本に初めて訪れた時初めて訪れた新宿を「こんな汚い都市は初めてだと思った」的な形容をしていたのを読んだことがあるけど、いろんな作家の「新宿論」を読んでいると東京は観光に行く(特に遠征して行く)場所ではなく、住んでこその場所なのかな…と感じる
→江戸以前からの古都としての東京、の文脈を持ってなにか東京の話を描きたいな~と思いつつ、そこまで東京に詳しくない 実地調査もしてない
→マイク・モラスキーの本は未読だけどそんな感じなんじゃないか(『呑めば、都 居酒屋の東京』『ジャズ喫茶論 戦後の日本文化を歩く』)
→「人の都市」っぽくて嫌いではない 東京…

(出生年や年齢的なものにより)90年代の精神的状況を自覚的に受容しなかったこと、を時々考える
たとえば岡崎京子を読む時とか、今からしてみればただの嘘でしかないノストラダムスの大予言について考える時とか…

何とも言い難い話ではあるのですが、大蔵出版『新宗教時代』シリーズを2冊ほど持っていて、30年前の情報ではあるのだけど、興味深い本でしたね
→とはいえ最近は「興味深いなぁとしげしげ覗き込むこと」についての一定の自制は行っている
戦争や歴史や宗教や因習じみた習俗諸々の「深さ」をしげしげと覗き込む時、むこうもこちらを覗いているので…
→ウィキペディア記事「帰ってきたヒトラー」に引用されて書かれている、「(読者は)ヒトラーを笑っているだけではない、彼と共に笑っているのだ」(laugh not merely at Hitler, but also with him.)という文を、時折警句として思い起こしている