喫水はまだ甘くまだ浅くある

津崎のメモ帳です。兼ログ置き場(新しめの作品はここに掲載してあります)。

No.351, No.350, No.349, No.348, No.347, No.346, No.3457件]

このてがろぐに描いたイラストも投稿したら閲覧しやすいのかな…と思うのですが、tumblrに投稿すれば容量を喰わないのに惹かれてしまいなかなか投稿しておりません。ここにも投稿しようかな。
tumblrは広告もないし閲覧はしやすいのですが、編集する側としては扱いづらいです。スマホで直接アプリの投稿欄に書き込んでる人とか猛者だな…と思います。
ちょっとした小ネタとかも文章では書きづらい、書く気が失せるので、てがろぐにもあげようかな……。

pixivに続き、サイトに掲載されている「大脱走」も最新の原稿に差し替えました。もう少し加筆修正をします。
不備があったら教えてくださいね~!ではなく、自分で最低限の確認をせねば…

本書には、表現を和らげる潤色、ノスタルジア、ロマンチックな美辞麗句はない。わたしは、東南アジアの植民地港湾都市という、発展途上の「近代」の過酷な景観のただ中を生きた日本人女性たちの、悲痛、苦悩、混乱、達成、愛情や大きな犠牲に集中することに力を注いだ。この社会史を通して、過去の日本人娼婦たちは、かつてのかの女らに関わりのあった事柄や、二一世紀初頭のいま、わたしたちに関わりのある事柄を、現世代に語りかけてくる。シンガポールのからゆきさんの人生のきわめて個人的な記録が、わたしたちに語りかけてくるのだ。娼館のドアの向こうから、かの女らの謙虚さと辛抱強さという昔かたぎの美点を、貧困と社会的不平等を、社会的な抑圧と悲哀を、情熱と孤独を、そして切望や死を。

ジェームズ・フランシス・ワレン『阿姑とからゆきさん』「日本人読者への「序文」」

引用

「大脱走」を完結させた今、短編漫画を描くとなんとなく物足りなさを感じるようになってしまった。とはいえ、2年以上かけて140ページだから、このスパンで長編を書き続けると多くの話は描き切れまい……。