喫水はまだ甘くまだ浅くある

津崎のメモ帳です。兼ログ置き場(新しめの作品はここに掲載してあります)。

No.271, No.270, No.269, No.268, No.267, No.266, No.2657件]

あなたの短歌を社会性がないといった人がいたけれど、「アメリカの飛行機ならびここはどこの国の空」などといえば社会性があると思っているのではどうしようもない、素材が何であろうと一首の中の作者の姿勢ですべては判然とするものを、という趣旨のことを中井英夫が中城ふみ子宛の手紙に書いている 

「大脱走」はほとんど「地上戦」になってしまい、視覚的に船要素がないのが少し残念です 次回へ活かす 学び

「永遠のいのち」後日譚を描こうと思ったのだけど、描きたい主題をすこし掴み損ねている
あと「大脱走」最終話は話が決まっているので、後者を早めにキメたほうがいいのかもしれない

岩波新書や岩波現代文庫などで出版される感じの研究書 よく「はじめに」などで「本書(本研究)の目的」が書かれているけど、『飢死した英霊たち』は簡潔に「大量餓死は人為的なもので、その責任は明白である。そのことを死者に代わって告発したい。それが本書の目的である」とあり、特に鮮やかだ。

感想

てがろぐ(ブログ)名もトップリンクにしたほうがいいですね 今度調整します

追記・修正しました

生きる為に外洋で春をひさぐおんなたちを唐行き天竺行きのおんなたちを船底に隠して運んでやるのだ、女と船員の共犯者であり船である俺はそれを止めることができないのだ、けどもいつしか彼女たちを日本へと帰してやりたいのだ、迎えてあげたい、もしかしたら送り出したおんなたちは南洋でたくさんの富を築いていて、一等船客として貨客船の船友に乗りこの国へ戻ってくるかもしれぬ、俺はおなじ海で、おなじ船としてそれを見届けるのだ……とある知り合いの船はいった。彼はどこの船だったかな、もしかしたら、三池炭を運んでいたことがあったのかもしれない。

#「海にありて思うもの」(艦船擬人化)

小説,艦船擬人化