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架空反戦記

俳句・短歌

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「つまり特設監視艇は洋上の目であり敵を発見することが最大の任務であり、敵と戦闘を期待することは論外であった。つまり言い換えれば特設監視艇は敵発見のための「捨て駒」的な存在であったともいえ、つまり戦闘力を持たない特設監視艇が敵を発見し、「敵発見」の無電を発信した時はその特設監視艇の最後と考えねばならなかったのである」(『特設艦船入門』)

「南下するんだってさあ」魚はいるのかそんな処に
「そうだとも、我は海の子、いつだって海は優しい」空、寒々として
この国の海往き思う「俺はまだ日本で死ねるか、ここは祖国か」
敵機発見敵空母一隻見ユワレ敵ト交戦中の打電を最後に消息を絶つ
一万の血潮荒波呑まれたが今も捨石、無名の小船
#傾艦短歌 特設監視艇*hide

短歌擬人化

人殺し、艦を罵る船達も帝都と南洋結びをり
船舶は国土の延長 船もまた帝国主義の子運ぶは務め
「私達自由に海を泳いでた」自由は選ばれたものの特権
#傾艦短歌 船の加害性*hide

短歌擬人化

軍艦よ一枚下へ続けども前のみ見据え果てまで征けよ
#傾艦短歌*hide

短歌擬人化

軍縮に踊されては同胞を失くしヤケクソ芸者と踊る
世の中の全てを恨む時すらも静かな声で彼は語りき
同胞は平和のための殉教者自沈の誉れの荊冠被り
海泥む華盛頓にてせめぎ合う対七割を生命掛けて
未完成中止解体自沈のさだめ艦が失せれば平和は来ます!
#傾艦短歌 八八艦隊*hide*hide

短歌擬人化

艦船の量産たくさん子だくさんふねも人らも産めよ殖やせよ
「戦標船、美しくないわ彼女らは」優秀船らが矜持で詰り
艦の簡略化は護衛への道 海防艦は丙から丁へ
贅沢なデザインだと謂う曲線は美は財の無駄贅沢は敵
幸福は物があること、千の富幾万の富、帝国の道
#傾艦短歌 海上護衛戦*hide

短歌擬人化

カレー食う戦友は此方に目もくれずカレーはいつでも食えるだろうに
真剣な戦友が囁く「海自カレー制するものが海自を制す」
人気にて並んだ挙句に通される質素な裏部屋ハイカラ食堂
戦友の癖こそこそ集めは溜めていくカレー付属の自衛艦旗
カレーはね何度食べても美味しいねそういい帰艦す金曜の夕
#傾艦短歌 呉海自カレー*hide

短歌擬人化

横須賀の艦艇見ゆる駅に立つ 隣通るは制服姿
制服の姿がなじみ軍港は 店にも貼らる「自衛隊割」
人びとは平和を祈るその昔 艦を仰ぎし護国の鬼と
艦艇は征くことが常ただしくば 時代は平和、静寂の海
軍港のクルーズ相手に両手振る これも一種の広報であり
#短歌 軍港横須賀*hide

短歌擬人化

「花のよう」船体を見て人は言う、白塗り白粉の貨客船
紫陽花の色彩深め泥沼に 沼を掻き分け海上輸送
桜散るあの子が散ったわ彼もまた、桜喩えて菊を供う
火の海の色は薔薇色 薔薇園の花を煮詰めた痛みがそこに
金盞花金色散りて乱れゆく浮きて沈めば静寂ばかり
#傾艦短歌 花の貨客船*hide

短歌擬人化

絢爛の紙テエプの舞う祝福に果てなき旅路を願うは虚し
船舶は国土の延長 亡国の道征く祖国のさだめも背負い
国辱ぞ客船とはいえ担うは責務、去り往く独逸のお客は何処
輸送船残るは我のみ 縋るのは栄光の記憶 藁掴む想いで
鈍色の海で想うはあの時の絢爛たる色舞う紙テエプの
#傾艦短歌 浅間丸*hide

短歌擬人化

蒼波に龍の鱗の様に落つ吸音タイルは国防の楯
海星らの求愛言葉を受け入れてキスをされれば僕らは共犯
陸上で片手を使い飯を食う非難するのは海上の民
ソナー越し聴こえるか聴くわだつみの声は聴こえず在るは沈黙
人魚姫、己をそう呼ぶ時もあり無害を装い隠すは魚雷
#傾艦短歌 そうりゅう型潜水艦*hide

短歌擬人化

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