絢爛の紙テエプの舞う祝福に果てなき旅路を願うは虚し
船舶は国土の延長 亡国の道征く祖国のさだめも背負い
国辱ぞ客船とはいえ担うは責務、去り往く独逸のお客は何処
輸送船残るは我のみ 縋るのは栄光の記憶 藁掴む想いで
鈍色の海で想うはあの時の絢爛たる色舞う紙テエプの
#傾艦短歌 浅間丸*hide

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