えい船が霞草のように添い
霞草ほど白くない小さくない
艦たちをスイートピーと愛で添って
#傾艦俳句  えい船*hide
野火ごとく見ゆる崩壊焼ける街
#二次創作俳句 「アンダーグラウンド」*hide
実弾や花軍ならできるはず
菊植て名前を託して後にして
国帰り夏隣るを知る砕氷艦
#傾艦俳句 砕氷艦

※花軍(はないくさ)
二組に別れ、花をつけた桜の枝をもって打ち合うことをいう。
※菊植う
菊の根株から別れでた芽を苗床に移植すること。
※夏隣る=夏近し
春もまもなく終わろうという頃、空の色や日差しの強さ、木々の盛んな様子などに夏が近いことを実感する。
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凍解を知らずに生きよ砕氷艦
凍返り共に帰りて砕氷艦
南極の風を運んで花の冷え
金盞花灰に映ゆ色()しき色
#傾艦俳句 砕氷艦
※凍解=いてどけ
冬の凍てついた大地が春暖で解けること。
※凍返り=凍返る=いてかえる
春になって暖かい日々が続いたところへ、突然寒い日が舞い戻ること。
※花冷え
桜の咲くころ、急に冷え込むことがある。そのひえびえとした感じを花冷えという。
※金盞花=きんせんか
菊に似た黄色または橙赤色の花。
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春の宵柔い温度に狂いゆく
#俳句 「春の宵」…春、日暮れて間もないころのこと。[春の季語]*hide
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