いつの日か、に抗うこと恋人のように触れる繊細な指
#感想返歌
「感情は、水のように流れていって、もう戻ってこないもの、のはずなのにシャーペンや人差し指で書き留めた瞬間に、よどんだ湖やまぶしい雪原になる、感情を残すということは、それは、とても畏れるべき行為だ、だから、この歌集が、光の下であなたに何度も読まれて、日焼けして、表紙も折れて、背表紙も割れて、砂のようにぼろぼろになって、いつの日か無になることを願う」『砂丘律』「あとがき」

『砂丘律』造りが繊細で思いのほか早くぼろぼろになりそう*hide

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