平和主義ボート如くに生くと云い
*info#傾艦俳句 「ボート」…名詞。［夏の季語］*hide

海軍の誉れと沈め桜まじ
*info#傾艦俳句 戦艦大和　「桜まじ」…桜の咲く頃、南から吹いてくる季節風。［春の季語］*hide

雪女郎如く艦出で灰の海
*info#傾艦俳句 「雪女郎」…雪の中に出没するといわれている幻の女。［冬の季語］*hide

海霧深き果てを見据えば勝利あり
*info#傾艦俳句 「海霧（じり）」…北辺の海上や海岸に立ち込める濃霧。［夏の季語］*hide

朝焼けが戦場の海照らしをり
*info#傾艦俳句 「朝焼け」…日の出間際に東方の海や空が赤く染まること。［夏の季語］*hide

冬凪も関せず顔の艀かな
*info#傾艦俳句 *hide

渡り漁夫ごとき軍縮明けの艦
*info#傾艦俳句*hide

「秘すれば花よ貨客船は」時には軍需品すら抱えて
*info#傾艦短歌 *hide

弧をえがく艦首はゆるく波を割る波濤を立てるは忍者にあらず
紅白が交互にまじわり彩るはうつくしき生、秋空高く
できるなら潜水艦を風船で祝う係の人になりたい
白、黄色、朱色、藤色、桃色の風船が飛ぶ（祝われている）
極彩の今このときが艦生でもっとも華麗な装いなりし
これからは満艦飾もうつくしき装いもなしよ黒色の艦
艦生でなによりもただうつくしき日である（ぼくらにとってはとりわけ）
*info#傾艦短歌 潜水艦はくげい進水おめでとう*hide

船舶は国土の延長　人間の上下を決めるが生業なりき
*info#傾艦短歌 *hide