狂飆の中満洲国満洲国
*info#俳句 *hide

磯笛の飄々響く寒さかな
*info#俳句 *hide

レモン水ただ煮え切らぬ迷い言
*info#俳句 *hide

美しき嘘知らずに塗る迷彩色
貨客船それは理想であったはず
初っ端で挫かれ見事な艦艇に
風船も船の内なら我も船
水面にて見惚れる姿ラフマニノフ
追憶はみずほらしさと糸電話
点と点、線と線との綱渡り
*info#傾艦俳句*hide

緞帳は努めて重くあるがよし
暴力で振り上げる手は演技似て
人間をちゃんと憶えている弊機
弊社の「弊」機器の「機」合わせてI’m Bob.
意味なんて求めちゃだめだラビハイラル
異星語を黙らせるためある拳
*info#ＭＢＤ俳句 『マーダーボット・ダイアリー』*hide

初霜や悲劇の予兆はひたひたと
*info#俳句*hide

人間も花も一輪菊供養
菊供養花も生き死に人も死に
美しく生きたよきっと菊供養
ある程と言う程も無く菊供養
*info#俳句 「ある程の菊投げ入れよ棺の中」夏目漱石*hide

磯菊や人生つねに交わらず
*info#俳句*hide

栗羊羹包まれ守られ愛されて
*info#俳句*hide

生きるとは一種の客体芸術祭
*info#俳句*hide