タグ: 文章(小説・エッセイ)
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ぼくらのさだめ1:「ぼくの小さな神さま」
くろしおが語って聞かせたところによれば、太陽と星の違いは――まあ明らかに明らかっちゃ明らかなんだけど、太陽と…
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永遠の哲学3:「ぼくの小さな神さま」
二人が甘美でふしだらな痙攣(くろしおに言わせれば「毎夜楽しく絵本を読んでいた思い出への冒涜」)を当たり前のよ…
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永遠の哲学2:「ぼくの小さな神さま」
一九六二年の十月頃、第一潜水隊が編成された二か月後、おやしおのその小さかった身は大きく成長していた。ある朝く…
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いまは見えない星4:「ぼくの小さな神さま」
「くろ!来てくれたの?」「うん。元気だった?」 第二次大戦後初の日本国産潜水艦、計画番号S112cこと今は名前…
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いまは見えない星3:「ぼくの小さな神さま」
昭和三十年十月二十四日の横須賀での出来事を、その潜水艦は強く覚えている。 寒々しく小雨の降るこの日、アメリカ…
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いまは見えない星2:「ぼくの小さな神さま」
海上自衛隊は、米海軍軍人の手によって創られた。このことを多くの日本人は知らない。 この半分事実の冗談を揚々と…
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いまは見えない星1:「ぼくの小さな神さま」
潜水艦の任務とは如何なるものか?深海の使者のさだめとは?アメリカ海軍のガトー級潜水艦ミンゴは、他の兄弟艦より…
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海を越えなかった握手3:「ぼくの小さな神さま」
一九五五年十月二十五日の神奈川県横須賀市は小雨模様だった。雨空の果ては霞んで見ることができない。雨音と、艦が…
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海を越えなかった握手2:「ぼくの小さな神さま」
ミンゴが日本人の乗員――のちの潜水艦「くろしお」(SS-501)乗員――と最初に出会ったのは、お別れ会から遡…
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海を越えなかった握手1:「ぼくの小さな神さま」
「海を越える握手(ハンドス・アクロス・ザ・シー)」は、アメリカ合衆国の愛国心の象徴として有名な「星条旗よ永遠な…
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ぼくの小さな神さま1:「ぼくの小さな神さま」
「おー、これが噂の」とミンゴ。「そうだよ」と彼は答えた。 ミンゴが岸壁からガトー級潜水艦の二十七番艦「ワフー」…
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序文にかえて――編者より
まずこの拙編年代記を完成させるために、非常に長い年月がかかってしまったことをお詫び申し上げておきたい。この年…