こんにちは。津崎です。おしらせを書きます。
サイトのトップにも書いてありますが、コミティア149に参加します。
8月18日(日曜日)コミティア149(東京ビッグサイト)スペースは 東4・C04b【高松堂通信】になります。よろしくお願いします。
すくなくともオフセットの新刊はありません。なにかしらコピー本を持って行ければいいとは思いますが、ネタも原稿もない。「永遠のいのち ふたたびの海の話」などのストーリー漫画本ではなく、漫画「渺渺録」描きたいんだよな……みたいなごった煮構想・所感の本、というより冊子を配れればいい……と思います。がこれもわからない。未だかつてないほど未定です。
またコミティアの次の日に有休がとれなかったため、少し早めの撤収になるかもしれません。
何故今回新刊がないのかというと、「大脱走」の合冊版同人誌を11月のコミティア150で発行したいので、そのために準備をしていたからです。
既存の原稿の、加筆修正を試みています。
11月に発行出来ればいいのですが、コミティアの150回目ということで、私の周りの創作クラスタからは「たぶん当落の倍率やばない?」との意見が多く聞かれます。そもそも出れるかわからねぇ……。
出れたら(コミティアに)出ます。出れたら(合冊版を)出します。前回の記事の通り、価格がヤバいですが頑張ります。
重ねて書くように今回のコミティア149に新刊はありませんが、コピ本が出来たら、改めてXや「24」(てがろぐ日記)などで告知します。
また「新刊ないのか~笑」とか「合冊版絶対に出せよな…」とかの冷やかしも歓迎します。正直、1冊2800~3000円の本を刷る決断が揺らぎそうになる時がある……。合冊版をお求めいただける方で今回のコミティアにいらっしゃったら、ぜひ一声頂けると「出すぜ!!」となります。
ぜひ目的なくスペースにいらっしゃってくださいね。オタクのディズニークルーズや日本郵船歴史博物館の感想話を聞いてやってください。よろしくお願いします。
その後は10月27日のCOMIC CITY SPARK(東京)に「マーダーボット・ダイアリー」で申し込みました。今のところ参加予定ですが、合冊版の進捗とコミティアの当落で進退が変わるかもしれないです。申し訳ない……。
近況。
次回に描く漫画は一次創作ではなく、企業擬人化漫画「渺渺録」にしようかなと構想しております。一次創作も合間に書いていきますが、一年くらいかけて長めの漫画(200ページほど?)として「渺渺録」を描きたい。
「病院船の顛狂室」も描きたいと思っているのですが(私はこの構想のことを忘れてませんよ!!)、脳内の構成だと1000ページくらいの厚さになっており、現実的な形を持っておらず……。もう少し漬けていたいです。脳内に……。
2025年は戦後80年ということで、なんというか、記録と記憶の話にしたいですね。『戦時船史』編纂の話ですし。物語の舞台は1971年前後の設定ですが。
それと海運御社たちはもう少し、自分が何を運んでいたか/運んできたかに自覚的なのかもしれない……と思い始めました。『阿姑とからゆきさん』には「組織化された日本人女性の売買は、一八九〇年代のはじめに三菱の設立した日本郵船が新航路を開設し、寄港地が増えたのにともない、さらに拡まった」「密出国者や移住者の乗客が増え、利益を得たのは人買い商人と船会社であった」と書かれている。「大脱走」では「失ってしまった」が主題になっていたので。もちろん自覚はあるように描いたのですが……。いや人様の会社に何を言ってるのか……。
また、「からゆきさんを生んだこと」と「船員が航海で大変だったり楽しかったりした素朴な生活のこと」をどう同じ地平に落とすのか?という面で創作を考えると難しいなとも思います。歴史の解釈は如何せん一方面で何かを言わないことが重要なのだろうけれど、一方で擬人化創作は一方面で物を言うのが特徴的技法だとも強く思うので。
国や土地や企業の、それらの歴史を、創作や擬人化創作で表現するためには、常に興味を持ち尊重と素朴な愛情を持ち、当時の人々の思考や立場に想いを馳せつつ、現在の視点に立って明確に批評していかねばならず、当時の世相や「正しさ」を理解しつつ、当時は「正しかった」ということを理解しつつ、しかしそれに現代人の私が正しいのだと同意・同調をするのか、というとまたそれはどうなのか?でも御社は御社で……人の御社で……いやそれは他人全員がそうで……。みたいなぐるぐるを常に抱いています。
そういうものを落とし込んだ漫画になると良いですね。これも他人事。とりあえずコミティア、よろしくお願いします。